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泉佐野市・千代松正耕市長は不当労働行為をやめろ!
2016/08/08

泉佐野市・千代松正耕市長は不当労働行為をやめろ! 弁護団・増田弁護士の地裁判決報告・控訴審展望を聴く支援共闘のなかま(7月22日、国労会館で)

控訴審で完全勝利を


 泉佐野市職労支援共闘会議は7月22日、「泉佐野千代松市長の不当労働行為を許さず裁判闘争勝利をめざす決起集会」を国労会館(大阪市北区)で開き、当該・泉佐野市職員労働組合の11人を含む120人が参加。裁判闘争勝利に向けた意思統一を行いました。

 2011年4月に就任した泉佐野市・千代松大耕市長は、泉佐野市職労および同現業支部に対して、労働条件に関わる団体交渉の一方的な打ち切りや拒否を繰り返してきました。また、36年間無償で貸与されてきた組合事務所の使用料徴収や、チェックオフの手数料徴収を一方的に提案。組合側が納得できないことを伝えるとチェックオフを中止しました。
 組合側は6件にものぼる救済申立を大阪府労働委員会に行い、いずれも不当労働行為と認定されましたが、市長はこれを不服として中央労働委員会への再審査申立を行なったほか、チェックオフに関する府労委命令の取り消しを求めて大阪地裁に提訴しました。
 大阪地裁は5月18日、チェックオフ中止について不当労働行為であると認めて断罪しましたが、労働組合法適用職員と地方公務員法適用職員の救済を区分けし、後者まで救済命令を出すことはできないとする一部不当な判決を下しました。市長は判決を盾に地公法適用職員への不当労働行為を継続、組合側は控訴しました。

市政是正の包囲網を

 7月22日の集会で泉佐野市職労弁護団の増田尚事務局長は「地方公務員とその労組の労働基本権の保障が問われている。控訴審で地裁判決の誤りを是正していく」と強調。
 泉佐野市職労・昼間正積委員長は支援の謝辞を述べるとともに「千代松市長の不当労働行為を許さない包囲網を作っていく」と決意表明し、引き続いての支援を要請しました。