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団結の力で生活と権利を守ろう─第89回大阪メーデー
2018/05/15

団結の力で生活と権利を守ろう─第89回大阪メーデー 集会後デモ行進に奮闘するメーデー参加者

働かせ方改革断固阻止


 8時間働けば普通に暮らせるルールをつくろう──第89回大阪メーデー集会が5月1日に開かれ、会場の扇町公園(大阪市北区)には4500人、大阪府下15か所で開かれた地域メーデーと合わせると全体で1万人の労働者が参加。国家を私物化し庶民・労働者の生活を破壊する安倍政権の退陣を求めるとともに、安倍政権と一体で悪政を進める維新政治との全面対決に向けて力強く意思統一しました。

 実行委員長としてあいさつを行なった大阪労連・川辺和宏議長は安倍政権の「働き方改革」について、「企業利益をいっそう拡大するために労働環境・処遇のさらなる切り下げ、雇用破壊を目的とする労働法制改悪を一括で強行しようとしている」と指摘、「根拠のずさんさを暴露された裁量労働制拡大が削除に追い込まれたのは当然のこと。すべての法案を断固阻止しなければならない」と強調。
 また、森友・加計疑惑や公文書の改ざん・隠ぺい、自衛隊の日報隠し、財務事務次官のセクハラとそれを擁護する麻生財務相の問題など一連の不祥事について、「安倍政権の責任が厳しく問われる事態となっている。国会では与党と維新だけの議会開催を強行し、『丁重な説明』や『反省』どころか、政治の私物化、ひらきなおり政治を押し進めている。立法府・行政府の信頼を瓦解させ、国民生活と日本社会を崩壊させる安倍政権を許さない、安倍政権打倒の共同のたたかいを大きく前進させよう」と呼びかけました。
 さらに大阪の地方政治について「3年前に示された住民の意思を踏みにじる党利・党略の『大阪都』構想に執着し、忖度(そんたく)を条例で強制する独裁のもとで住民施策の切り捨て、カジノ推進など悪政を推進する維新政治は一日も早く終わらせなくてはならない」と訴えました。