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本流逆流(6月25日付コラムより)
2018/06/25

 今年の全国高校野球選手権大会は100回の記念大会で、各地で予選が始まろうとしている。プロ野球選手の素晴らしい技術もさることながら、高校球児の白い一球に集中する真剣な姿、郷土の期待を受けて一生懸命プレーする姿に感銘を受けているのは私だけではないだろう。
 9日の土曜日、一足先にもう一つの甲子園ともいうべき女子ソフトボールのインターハイ、大阪府予選の準決勝と決勝に審判員として参加した。
 準決勝に進出した4チームはどこが優勝してもおかしくない高レベルで、私学3校(香ヶ丘リベルテ、四條畷学園、金光藤蔭)、公立1校(桜宮)の熱戦を制したのは桜宮だった。桜宮のある選手に練習場所を訊けば淀川河川敷とのことである。
 準決勝、決勝とも2‐0のロースコアで1点を争う接戦。一投一打に両校の応援席からは懸命な声援が響いた。決勝の試合終了のあいさつでは勝った桜宮も、敗れた香ヶ丘リベルテも、選手の瞳にキラリと光るものが…。
 活動家として政治を注視していると、公文書の改ざんや隠ぺいが明らかになっても責任をとろうとしない安倍内閣の不道徳に辟易(へきえき)する日々だが、久々に清々(すがすが)しい気分になれた。