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本流逆流(8月5・15日付コラムより)
2018/08/06

 6月18日に大阪北部地震が発生し、余震も収まらないうちに追い打ちをかけるように7月には西日本を中心とした豪雨。
 私の家は震源地から数キロの西国街道沿い。この辺りは旧家が多いので被害が大きく、軒並み屋根が落ち、壁も大きくひび割れるなどの被害が目立つ。
 修理するにも旧家だけに職人さんがいなかったり、いても手が回らなかったりで、手がつけられずに取りあえずブルーシートを張ることしかできないが、屋根に上がって作業することができない高齢者ばかりなので、数少ない職人さんと近所の若手で見よう見まねで作業するのが精一杯。
 その後、避難指示が出る豪雨と余震に不安な日々を過ごし、ようやく1か月が過ぎてぼちぼちではあるが解体する家は解体作業が始まり、修復する家は足場が立ち始めたのを見て一安心するのと同時に、しばらくは高齢者を狙った火事場泥棒みたいなややこしい悪質業者にも目を光らせる必要もある。
 今回の震災で組合の業務に穴をあけることもあり、皆さんにはご迷惑をおかけしましたが何とかめどが立ちました。そして、「手伝えることがあったらいつでも声をかけて」と気づかってくれた仲間に感謝します。