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統一地方選・W首長選せまる 3・3春をよぶ府民のつどい
2019/03/15

統一地方選・W首長選せまる 3・3春をよぶ府民のつどい 集会の最後に手をつなぎ連帯を示す各界・各政党・主催者代表(3月3日、大阪市北区・中央公会堂で)

都構想に執着する松井大阪府知事・吉村大阪市長
大義なきダブル辞職


 「明るい民主大阪府政をつくる会」(明るい会)と「大阪市をよくする会」(よくする会)は3月3日、維新政治に終止符を打ち、誰もが安心して生活できる大阪をつくろうと「春をよぶ府民のつどい」を中之島・中央公会堂で開き、1千人を超える参加者が決意を固めあいました。

 主催者あいさつと基調報告を行った明るい会・荒田功事務局長は、松井大阪府知事と吉村大阪市長が辞職して「ダブル選挙」を行う動きについて、「維新がカジノ利権にしがみつく、そのために今回ダブル選挙に打って出る」「(府議会・市議会で)単独過半数を確保して大阪都構想やカジノを強引に進めていくためにダブル選挙をそのテコにしようとしている、そこに彼らの罪がある」と指弾。「万博開催にともなう公共事業費が際限なく膨らんで市民のくらしを圧迫するようなことがあってはならない」「都構想は、カジノや万博にかこつけた大型公共事業を巨額の税金で推(お)し進めていく布石になる」と警鐘を鳴らしました。
 さらに荒田氏は2015年の都構想住民投票について「もうあんな住民投票はしたくない。都構想の説明会では市民同士がヤジを飛ばし合う、街なかでは賛成派と反対派がいがみ合う、あの殺伐とした大阪の街をもう見たくはない」と振り返り、「必ず維新政治を終わらせなくてはならない」と訴えました。
 地域住民に欠かせない市民病院を二重行政だと決めつけて廃止し、地域にギャンブル依存症をもたらすカジノ誘致に前のめりになる維新政治について「住吉市民病院の医療機能を求めるママの会」事務局長の海道智紀氏、「あかん!カジノ女性アピール」呼びかけ人の山口美和子氏がそれぞれ告発(山口氏=左に別掲)。
 平松邦夫氏(公共政策ラボ代表、元大阪市長)、服部良一氏(社会民主党大阪府連代表・元衆院議員)、渡辺義彦氏(自由党大阪府連代表・元衆院議員)、山下芳生氏(日本共産党副委員長・参院議員)ら各界・各政党代表6氏があいさつ。平松氏は「“金さえ儲けたらええ”という維新政治の大阪では子育てできない」「(選挙は)維新を止めるチャンス。維新を止めたらカジノは止まる」と力を込めました。