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「おおさか総がかり集会」に2万人
2019/05/15

「おおさか総がかり集会」に2万人 集会に駆けつけた日本共産党、立憲民主党、社会民主党の代表ら

維新にリベンジを


 日本国憲法の施行から72年を迎えた5月3日、「輝け憲法!平和といのちと人権を!おおさか総がかり集会」(実行委員会主催)が大阪市北区の扇町公園で開かれ、2万人が集結しました。

 主催者を代表してあいさつを行なった大阪憲法会議・丹羽(にわ)徹幹事長は「この1週間ほど天皇の代替わり、改元フィーバーが演じられている。新元号の発表直後に安倍首相が異例の記者会見(4月1日)をし、(同9日には)新紙幣の発表、つまり“改券”でマスコミを動員して祝賀ムードをつくりだしている。東京オリンピックとあわせて“何かいいことがあるぞ”という雰囲気の中で改憲ムードづくりがいっそう進む」「この夏には参議院選挙がある。改憲勢力が3分の2を占める結果となれば、改憲への動きが強まる」と危機感を示し、「この動きを絶対止める」「安倍改憲阻止をぜひ実現したい」と力を込めました。

たたかいは大詰め

 新自由主義批判で知られる経済学者・二宮厚美氏(神戸大学名誉教授)がゲストスピーチ。「2年前の安倍改憲メッセージ(2020年に憲法改正を実現する)は挫折しつつある。野球にたとえると護憲派が8対2でリードして9回裏を迎えようとしている」「改憲派は参院選で3分の2以上を占めないと改憲発議できない。野党共闘がこのまま進行し、1人区で統一候補を立てることに成功すれば、改憲派の野望は打ち砕くことができる」と強調。「もう延長戦はできない、安倍改憲はつぶれる、つぶれた瞬間に安倍政権は退陣」「この夏を期して世の中は大きく変わりうる」との展望を示しました。
 さらに二宮氏は日本維新の会について「改憲の補完勢力どころかリード勢力になろうとしている」と指摘し、参院選で「私たちは4月のダブル選挙のリベンジを果たすことができる」「日本も大阪も新しい時代の第一歩に」と締めくくりました。
 立憲民主党、日本共産党、社会民主党の代表が登壇。立憲民主党の辻元清美衆院議員は「32の1人区は必ず一本化をいたします。皆さんにお約束をしたい」と宣言しました。