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世界中でウーバーに抗議 台湾ではタクシー2千台が国会包囲
2016/07/26

全労使総力あげた行動を


 二種免許を持たずに自家用車で営業を行う事実上の白タクを配車する「ウーバー」などライドシェアに対する大規模な抗議行動が世界各地で起こっています。
 今年に入ってからはフランス(1月)、イギリス(2月)、インドネシア(3月)、アルゼンチン(4月)でタクシー運転者らがストライキやデモ、道路封鎖などで抗議。
 6月28日には台湾・台北市内で2千台ものタクシーが立法院(国会)を包囲。共同通信は「台湾メディアによると、ウーバーの急速な普及でタクシー乗車率は6割近く減った」と伝えています。
 7月8日に行われた政府の「シェアリングエコノミー検討会議」初会合で、新経済連盟の関聡司・事務局長は「既存法令により法的規制のあるものについては、なかなか(略)推進力が付かない」「ライドシェアについては政府部内に検討会を設けて推進していくべきだ。当検討会議としても何らかの形でライドシェアを推進すべきだ」と述べました(業界紙「交通界」報道)。同会議は9月には「とりまとめ案」を提示、10月頃までに一定の結論を出すとしています。
 この流れを食い止めるには、労使共同の大規模行動で世間の耳目を集め、白タク合法化反対の世論を喚起することが求められます。