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「白タク合法化阻止」山添参院議員が決意
2016/09/16

安全確保は政治の役割


 自交総連本部は9月5日、7月の参議院議員選挙で初当選(東京選挙区)し、国土交通委員会への所属が決まった山添拓議員(日本共産党)と参議院議員会館で懇談しました。高城委員長、早川副委員長ら9人が参加しました。

 高城委員長が山添議員への期待を述べ、ライドシェアをはじめ多くの課題がある自交労働者の要求を国会で追及してほしいとあいさつ。菊池書記次長からは(1)自交総連の紹介、(2)ライドシェアのしくみと問題点・最近の動向、(3)タクシー労働者の労働実態、(4)バス労働者の実態と改善基準告示の問題点――について説明し、山添議員からは積極的に質問が出され、参加者と懇談しました。

規制緩和の危険性を共有

 山添議員は「先日、民泊について関係者の意見を聞いたがライドシェアはそれに通じるものがある」「業者に対する相応の規制があり、一定のコストをかけて利用者の安全を保つ仕組みを、規制緩和の名のもとに市場にすべてを委ねる仕組みに変えようとしている」としてライドシェアの導入を許さない決意を表明しました。
 タクシー労働者の劣悪な労働条件や二種免許・運転者登録制度のしくみ、近年の規制強化の動きなどについて議員から質問があり、利用者の安全をかえりみず、企業利益のために進められようとしている規制緩和の危険性を共通認識としました。

国会質問・省庁交渉に意欲

 山添議員は、「タクシー労働者は全産業平均に比べて低賃金で長時間労働を強いられている。その上に職場が脅かされることになる」として、「何かあってからでは遅い。貸切ツアーバスの相次ぐ事故でも明らかなように、公共交通の安全を確保することは政治の役割だ」と話しました。
 国会での質問や自交総連の行動への協力、省庁交渉などにも一緒に参加したいと意欲が示され、今後大いに協力していくことを約束しました。