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大阪地連 第71回定期大会 世論動かす大運動を
2016/11/15

大阪地連 第71回定期大会 世論動かす大運動を 挨拶で白タク合法化阻止を訴える秋山民夫委員長(11月8日)

タクシー産業の存亡かかる2017年、問われる業界の危機意識


 自交総連大阪地連は11月8〜9日、第71回定期大会を大阪府池田市内で開き、「白タク・ライドシェア合法化阻止」「安倍暴走政権や維新型政治の一掃」を柱とする2017年度運動方針案など、すべての議案を全会一致の賛成で採択しました。また秋山民夫委員長が今大会で勇退し、新たに福井勇委員長を始めとする新執行部(任期2年)を選出しました。

 8日にあいさつを行なった秋山委員長は、タクシー産業そのものを破壊する白タク合法化の危機が迫る中で「大阪の業界は危機意識が低い」と指摘。規制緩和が小泉政権によって進められたのを念頭に「白タク合法化阻止のたたかいは、安倍政権とのたたかい」として運動の強化、政治闘争の必要性を強調しました。
 自交総連本部の菊池和彦書記次長は来賓あいさつで、「情勢は予断を許さない。ライドシェア推進勢力は着々と動きを強めている」「規制緩和の時と同じく政治が白タク解禁を決めてしまえば国交省が抵抗するすべはない」と警鐘を鳴らし、「解禁に進まないように監視して、世論を構築していくことが大変重要」と訴えました。
 議案提案を行なった庭和田書記長は、8月5日に労使共同で取り組んだ白タク阻止宣伝を振り返り、「規模が小さいことに落胆した。大阪タクシー協会には“自分たちの職場もなくなる”という危機意識に基づいた運動を繰り広げてほしい」と強く呼びかけました。