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大阪交運共闘が第26回定期総会ひらく
2016/12/15

大阪交運共闘が第26回定期総会ひらく 総会の締め括りに南議長の発声で団結ガンバロー三唱

白タク問題 他業種にも


 自交総連大阪地連も加盟する大阪交通運輸労働組合共闘会議(大阪交運共闘、南修三議長=全港湾阪神)は12月3日、第26回定期総会を自交会館で開き、2017年度活動方針案や役員体制案などすべての議案を満場の拍手で採択。大阪地連からは庭和田書記長が事務局長に、松下書記次長が幹事に再任されました。
 あいさつを行なった南議長は、1月の軽井沢スキーツアーバス事故の運転者が65歳だったことや、自家用車でも高齢者による事故が多発し社会問題になっていることに触れ、「バスもタクシーもトラックも運転者の高齢化に歯止めがかからない。“人手不足”と事業者はいうが若い人が入ってこないのは業界に魅力がないということだ」と指摘し、賃金底上げ・労働条件改善の必要性を強調しました。
 議案を提案した庭和田事務局長は「ライドシェアのような運転者のマッチングビジネスの問題はタクシーのみならずバスやトラックにも波及する」「運転者は個人請負という形で労働者保護法制から外され無権利状態に陥る。そして既存の交通運輸産業が維持できなくなれば、社会が成り立たない」と警鐘を鳴らし、「交運共闘として力を合わせて運動に取り組もう」と呼びかけました。