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自交総連本部「3・8中央行動」
2017/03/15

自交総連本部「3・8中央行動」 「国交省はライドシェア反対を堅持しろ」と声を張り上げるなかま(3月8日、霞ヶ関で)

危険なライドシェア
白タク認めるな


 自交総連本部(高城政利委員長)は3月8日、自交労働者の労働条件改善をめざし、白タク合法化阻止、安心・安全を守る規制の強化などを掲げ、国土交通省と厚生労働省への個人請願行動や、経済産業省・全タク連交渉などを「3・8中央行動」として実施。関東を中心に全国から600人以上のなかまが東京・霞ヶ関に集結し、「白タク合法化は許さないぞ!」と拳を突き上げました。

全労働者のたたかい


 国交省前での宣伝行動で主催者あいさつを行なった自交本部・高城委員長は、安倍政権の「働き方改革」について、「労働者を個人事業主に置き換え、働く者を労働法制から排除しようと目論んでいる」「安倍政権がライドシェアを突破口としてあらゆる産業の労働者性を破壊しようとしているのは明らか。白タク合法化阻止は自交だけではなく、すべての労働者のたたかい」と強調しました。
 さらに高城氏は「トラック・バス・タクシーなど自動車運転者の過労死は全産業の3割にのぼる。過労死認定基準を超える時間外労働を可能とする改善基準告示を是正し法制化することが必要。行政・労働者・使用者による協議を行うことが喫緊の課題」と指摘。「今春闘で企業の社会的責任を追求し、自交職場の労働環境改善に向けて全力を挙げよう」と呼びかけました。

国の責任明確にせよ

 全労連・小田川議長、交運共闘・安藤副議長、全労連公務部会・猿橋代表委員、日本共産党・清水忠史衆議院議員が連帯あいさつ。
 清水氏は、石井国交大臣が2月7日の記者会見でライドシェアについて「極めて慎重な検討が必要」と述べたことについて、「“反対”とは明言せず“賛成するかもしれない”という余地を残しているのは重大な問題」「国民の安全、タクシー運転者の生活を脅かす白タク行為・ライドシェアについてはきっぱり“解禁させない”という国としての責任を明確にすることが必要」と批判。
 また、レンタカーを使った白タク『ジャスタビ』が沖縄で始まっていることについて清水氏は、「これを実績の積み重ねにしてライドシェア解禁の口実にさせてはならない。たたかいはまさしくこれから」と強調しました。