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2019年 なんば駅タクシー乗場2カ所新設
2017/07/26

2019年 なんば駅タクシー乗場2カ所新設  なんば駅前空間利用計画に伴うタクシー乗場の検討会が7月14日午前、中央区の大阪商工会議所で開かれ、現在のタクシー乗場と待機場(写真)が2019年を目途に御堂筋側に移設されるとともに、パークス通りにも乗降場と待機スペースが新設される方向性が決まりました。

 なんば安全安心にぎわいのまちづくり協議会(戎橋筋商店街、なんさん通り商店会、南海電鉄)や大阪商工会議所が、なんば駅前広場を安心して利用できる空間として活用するとともに、防災面や地域の魅力・情報を発信する場とすることを10年前に発議。
 近年、インバウンドの急速な増加や自転車の歩道走行問題などもあり、安全性に懸念が生じ、構想を具体化することになったのですが、その時点ではタクシー乗場や待機場はまったく構想に入っていませんでした。タクシーが「地域公共交通」と法文化されてもこれまで同様の「蚊帳の外」でした。
 このことに大阪タクシーセンター、大阪タクシー協会、全大阪個人タクシー協会や労働5団体がいっせいに「移設反対」の声をあげ働きかけを行った結果、検討会が開かれるまでになりました。

乗場の目処は立ったが…

 14日の検討会では、戎橋筋商店街振興組合の山本英夫事務局長が、なんば駅前広場空間利用計画の策定の経過を説明した上で、なんば駅周辺道路や歩道が狭いため、自転車との接触事故等が発生するなど安全性に問題があり周辺道路や歩道も含めた整備の必要性を述べました。
 つづいて大阪タクシーセンターの肥田正和常務理事がタクシー乗場配置案の検討経緯を述べ、質疑応答が行われました。
 同常務の説明では、2019年を目途にタクシー乗場を2か所(なんば駅前広場横=17台、パークス通り=乗降場含む11台、スイスホテル前=インタク2台)に新設し、計30台(現在=マルイ前EV4台含め29台)のスペースを確保します。
 A案で、タクシープール内の中央に横断歩道があり、B案は前方にありました。「横断歩道」としていますが、いずれも道路交通法上の横断歩道ではなく、あくまで人が移動するスペースとしての位置づけです。
 乗場への流入は御堂筋を南下するルートになり、両乗場の空き状況が事前に分からないため、手前で認識できるシステムを構築することと、なんさん通りでの乗降が予測されるので正式な降車場を設けてほしいと組合側は要望しました。
 今後道路管理者の大阪市と大阪府警との協議のうえ最終的に決定されます。