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白タク阻止に共闘 労働条件改善せよ
2018/03/27

大阪タクシー協会に要請


 自交総連大阪地連(福井勇委員長)は3月15日、大阪労連「3・15大阪総行動」の一環として大阪タクシー協会(大阪市中央区、三野文男会長)に赴き、白タク・ライドシェア合法化阻止闘争の共同を呼びかけるとともに、タクシーの労働条件改善に向けてイニシアチブを発揮するよう要請しました。組合側は大阪地連三役を含む6人が参加、協会側は足立賢治専務理事、井田信夫常務理事が応対しました。
 組合側は「国民の安全を守る公共交通機関として、危険な輸送方法は絶対に容認してはならない」とした上で「交通空白地住民の足を守る公共交通の充実は最重要。タクシーをいかに活用していくのかが問われており、迅速な提案・行動が必要」「事業全体を疲弊させた規制緩和の失敗を教訓に、安心・安全・快適なタクシーの実現、業界の再生を果たさなければならない」と要請趣旨を説明。協会側は「立場の違いはあるが共感できる」と応じました。

コスト押しつけやめろ

 組合側は「クレジットやチケットの手数料、タクシー車両の“使用料”など不当な運転者負担制度がこの間、放置され続けている。業界から労働関係法令違反を一掃するようにイニシアチブを発揮していただきたい」と要請。
 協会側は「全国ハイヤー・タクシー連合会が昨日議決した『働き方改革の実現に向けたアクションプラン』では目標のひとつに『乗務員負担制度の見直し等賃金制度等の改善に努める』と掲げている。大阪としてもそれに基づいて取り組んでいきたい」との考えを示し、「不当な運転者負担の事案があれば報告してほしい」と話しました。