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自交関西ブロック「白タク合法化阻止」宣伝
2018/05/25

自交関西ブロック「白タク合法化阻止」宣伝 新大阪駅で宣伝に奮闘する大阪地連のなかま(14日)

カネ目的の安全破壊
白タク特区許さない


 自交総連関西ブロック(大阪、京都、和歌山、奈良各地連で構成、議長=福井勇・大阪地連委員長)は5月14〜16日、「ライドシェア・白タク合法化反対」市民宣伝と未組織労働者への宣伝を一連の行動として新大阪駅・京都府・滋賀県内で取り組み、大阪地連と京都地連のなかまが奮闘しました。また、滋賀県大津市がライドシェア導入の国家戦略特区申請を行なったことを受けて、15日に滋賀県タクシー協会、16日には大津市への要請を行いました。

 行動の皮切りに取り組まれた新大阪駅での宣伝で、第一声の宣伝を行なった大阪地連・福井委員長は「ライドシェアという白タクの合法化を狙う勢力は、交通空白地の住民や観光客の足の確保を名目に、国家戦略特区で解禁させることを狙っている」「シェアという言葉にだまされてはいけない。金儲けのために法律を曲げ、採算のとれないものは切り捨て、利益最優先で利用者の安全は二の次、三の次だ」と警鐘を鳴らしました。
 同地連・吉田副委員長は「いま加計学園の問題でも見られるように安倍政権は一部の者の金儲けのために規制緩和ありきで物事を進めようとしている。タクシーの規制緩和が進めば、タクシーの存在価値である利用者の安心・安全が失われることになる。そうはさせないためにも、私たちは利用者の命を預かって働くタクシー労働者の生活と権利を向上させる運動を続けていく」と述べ、市民・利用者に理解と協力を呼びかけました。

たたかう自交総連
さらに強く大きく


 新大阪駅での宣伝を終えた大阪地連のなかまは、京都駅前で京都地連のなかまと合流し、宣伝に取り組みました。
 京都地連の吉村委員長はタクシープールの乗務員に向けて「規制緩和から16年、増車が続き運賃もバラバラ、私たちの賃金・労働条件は極端に下がった。その後、特措法が成立し改正もされたが自由化の流れの中で根本的な改善には至っていない。京都市域では4月1日より運賃改定で5キロ換算で約10%の値上げが行われた。著しく悪化した労働条件を改善するための値上げだがその約束事を守らずに、運賃改定と同時に賃金をスライドして会社の取り分を増やす、そして労働条件改善は後回しという悪質事業者に対抗するには労働組合の力が必要だ」として自交総連への加入を呼びかけました。
 この日は四条烏丸交差点、出町柳駅、山科駅、二条駅、西院駅で宣伝。翌日は滋賀県タクシー協会への要請を行なった後、大津市の美空団地、湖都が丘住宅、大津京駅、膳所駅、瀬田駅、大津駅で宣伝。最終日は大津市役所への要請を行なってから再び京都駅前で宣伝を行い、帰路につきました。