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全タク連に3・7中央行動への協力を要請
2019/03/05

全タク連に3・7中央行動への協力を要請 全タク連・武居労務委員長(左)に要請書を提出する自交本部・高城委員長(2月25日、東京都千代田区で)

共同拡げ白タク阻止


 自交総連本部の高城委員長、舞弓副委員長、菊池書記長、中村常執は2月25日、全国ハイヤー・タクシー連合会(東京都千代田区、川鍋一朗会長)に赴き、「3・7中央行動」でタクシー車両を使用する請願行動などへの協力を要請。全タク連からは武居労務委員長、神谷理事長ら8人が応対しました。

 組合側は3月7日に予定している「中央行動」(東京・霞ヶ関)について、経済産業省に向けて白タク合法化政策の中止を求める請願行動に取り組むことを説明。全タク連に車両使用への理解を求めるとともに、車両への一時的なステッカー貼付も含めた協力を要請しました。併せてジャスタビ、のってこ、クルーなど運転者マッチングサービスの禁止、白タク合法化阻止に向けて労使の「共同が進められるようにすること」や、春闘での労働条件改善も求めました。
 全タク連・武居労務委員長は車両請願について、「タクシー車両を使うことはこれまでもやってきてクレームがついたことはないのではないか」と話し、「白タク合法化反対では(組合側と)一致している。組合が必死にやっているのに、事業者の中には危機感が薄いところもある。全タク連として文書で指示するというのはできないが、各社で参加してもらえればありがたい」との考えを示しました。
 さらに全タク連からは「クルー※に危機感を持っている。全タク連でも試乗調査をしている。組合とも情報を共有したい」「官邸の意向で、ライドシェアの話が未来投資会議などで出されている。竹中平蔵氏も動いている。いまはタクシーと協業しているウーバーも、白タクが合法化されたら“ライドシェアでいこう”と狙っているので信用はできない」との意見表明がありました。
 ※クルー=近〜中距離移動が対象の相乗りアプリ。利用者の行き先指定に運転者が応じる。料金の内訳は、ガソリン代・道路通行料などの実費と、「マッチング手数料及び安心安全保証料」、任意の「謝礼」。