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−2021春闘速報−現行労働条件維持が大勢
2021/05/06

 4月末現在、大阪地連加盟組合の21春闘の経過状況は、妥結ないし了解した組合は7組合(豊中、東洋、テイサン、日本城、水鉄、岸和田、佐野南海)です。
 妥結内容としては、現行労働条件維持が大勢を占めていますが、東洋、水鉄、岸和田、佐野南海労組は、感染拡大がつづくコロナ禍の現状を踏まえ雇用調整助成金を活用できる間は、労使で緊密に協議しながら活用していくことで合意しています。
 こうした動きは、コロナ罹患のリスクをできるだけ軽減することと、稼働する労働者の収入が少しでも上向くよう稼働調整する目的で実施しています。また、日本城労組は労使協議が難航したものの現行プラス解決金(コロナ対策含む)も獲得しました。
 現在、団交を継続している組合では、現行労働条件プラス一職場一重点要求の獲得に向け奮闘中です。
 こうした状況の下、コロナに感染した組合員(50歳台)が自宅待機中に死亡するというショッキングなニュースが飛び込んできました。
 大阪地連執行部は昨年来、高齢化がすすむタクシー業界では諸外国の例を見ても新型コロナへの罹患は非常に危険であり、機関会議や組合行事を中止し、役員・組合員の命を守るため感染リスクの軽減に務めてきただけに断腸の思いです。現在、大阪では変異株が猛威を振るい医療体制が危機的状況で、日々「命の選別」が行われています。
 各事業者に於かれては、雇用調整助成金・休業支援金を最大限活用し、新型コロナウイルスから乗務員を守る営業に努めて戴くよう切にお願い致します。(書記長・庭和田)