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〈国民平和大行進〉雨にも負けず奮闘
2018/07/17

〈国民平和大行進〉雨にも負けず奮闘 「核兵器も戦争もない世界をめざそう」と声を張り上げる行進参加者(7月4日、住之江区粉浜で)

核兵器なき世界を
願いつないで60年


 自交総連大阪地連(福井勇委員長)は7月4日、「2018年国民平和大行進」の網の目コース・住之江区役所→四天王寺西門前までを責任団体として取り組み、あいにくの雨の中、「憲法9条を守ろう」の声を街に響かせました。

 1958年6月20日、「核武装阻止、民主主義擁護のために」と日本原水協が呼びかけた国民運動月間に立ち上がった西本あつしさんが被爆地・広島の平和公園から原水爆禁止世界大会が開催される東京に向けて歩き始めたのが最初の「平和大行進」です。「広島、長崎の悲劇を繰り返させない」との西本さんの思いに多くの市民が共感し、数十万人が行進に加わったといいます。以来毎年、すべての都道府県で「なくそう核兵器」の願いをつないで歩き、60周年を迎えました。

激動の情勢の中で

 出発式であいさつを行なった大阪地連・福井委員長は「社会保障の予算を削減する一方で戦争を煽り、兵器購入には湯水のように金をつかう安倍政権に怒りながら、生活が苦しくて運動に参加できない人もいる。今日はその人たちの分も声を大きくあげていこう」と呼びかけました。
 年金者組合住之江支部の井上和俊さんは、「昨年は核兵器禁止条約が国連で採択され、今年は朝鮮半島非核化に向けた米朝首脳会談という大きな動きがあった。それにひきかえ日本の政府はあくまでも米国の核の傘にぶら下がり、被爆国とは思えない態度をとっている。これを何としても変えるためにがんばっていきたい」と力を込めました。