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タクシー労働者の賃金
厚生労働省政策調査部の賃金構造統計調査「賃金センサス」によりますと、2005年度の大阪のタクシー労働者の年収は、322万円を下回り、大阪の他産業労働者との平均賃金差額は278万円も格差がある事がわかりました。
もうガマンも限界だ!
厚生労働省が、毎年6月に実施している「賃金センサス」が発表されましたが、同調査によりますとタクシー労働者の賃金は1997年度から連続で下がり、91年度(505万円)のピーク時に比べ183万円の減収となっています。
また労働時間は、全産業の年間平均2,148時間に対して、タクシー労働者は、それよりさらに、228時間も長時間労働をしていることも明らかになりました。
タクシー労働者の労働条件は、「規制緩和」とも重なり、依然厳しい状況が続いています。
大阪タクシー・バス・トラック労働者の比較(1999年度)
タクシー | バス | トラック | |
平均年齢 | 55.4歳 | 46.6歳 | 44.6歳 |
勤続年数 | 9.5年 | 13.8年 | 14.6年 |
年 収 | 3,215,500円 | 6,170,200円 | 5,282,000円 |
バス(100%) | 52.1% | − | − |
トラック(100%) | 60.8% | − | − |
年間労働時間 | 2,376時間 | 2,796時間 | 2,268時間 |
バス(100%) | 84.9% | − | − |
トラック(100%) | 104.7% | − | − |
時間当賃金 | 1,353円 | 2,207円 | 2,329円 |
資料=2005年。厚生労働省賃金構造基本統計調査(労働省政策調査部編「賃金センサス」
いずれも男子労働者、企業規模10人以上 。
なお、バスは路線を含む営業用バス運転者の数値です。