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大阪労連が「2020年春闘学習決起集会」ひらく
2020/03/06

大阪労連が「2020年春闘学習決起集会」ひらく ガンバロー三唱で集会を締めくくる大阪労連のなかま

なかま増やそう
労組でつなごう


 大阪春闘共闘委員会・大阪労連(菅義人議長)は2月19日、「2020年春闘学習決起集会」を国労大阪会館(大阪市北区)でひらき、全労連の黒澤幸一事務局次長が講義を行いました。

 黒澤氏は、「この20年間、賃金が下がり続けているのは日本だけ」「8時間働いても年収200万円未満のワーキングプアが1100万人を超えて高止まりしている」「共働きが増えているのに世帯収入は20年前に比べて18%落ちている」などと現状を紹介。賃金が上がらない要因について非正規雇用の増加と労組の組織率低下を挙げ、「労働組合の組織率をしっかり上げていく、職場や地域でなかまを増やしていくことができたら春闘は必ず前進する」と説きました。
 また、「大企業の内部留保が449兆円にのぼり、とりわけ安倍政権になってから急速に増えている。賃金を下げることで内部留保を増やしている」と指摘し、「内部留保をしっかり取り崩させることが今春闘要求の最大の押し出し」と話しました。そして、今春闘で成果主義賃金を要求に盛り込んだトヨタ自動車労組について「労働者を分断することをみずから提起するのは間違っている」と批判。「我々はすべての労働者の大幅賃上げ、賃金底上げを主張していかなければならない」と強調しました。