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本流逆流(8月5日付コラムより)
2020/08/05

 新型コロナウイルス感染拡大が懸念される下、人命軽視の安倍政権はあろうことか地方に感染を拡大させる「GoToキャンペーン」を東京を除外して7月22日から実施した。
 予想通り全国各地で感染者数が過去最高を更新し、ついに東京は31日463人に達した。第一波のピーク時も含め過去最多を更新。政府の無策が招いた「結果」とは言え、この状況が黙過されれば日本各地で感染爆発が起こり、100年前のスペイン風邪同様最悪の結末が現実味を帯びてきた。
 こうした事態に東京医師会の尾崎治夫会長が政府の無策ぶりを痛烈に批判し、直ちに国会を開き特措法の改正を求めた。エピセンター化しているところを休業補償とともに法的強制力を持った休業要請を行い、その地域で一斉にPCR検査を全国各地で実施すべきだとし「最後のチャンス」だと言い切った。
 マスコミに感想を訊かれた菅官房長官は、従来の主張を続け政策変更を頑なに拒む姿勢に終始した。経済最優先の政策を遮二無二すすめ、押し売りの如く「アベノマスク」8000万枚を血税で送ろうとした。
 やることなすこと国民感情を逆撫でする能なし政府、コロナウイルスと一緒に消えてくれ。