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大阪交運共闘第30回定期総会 書面で開催
2020/12/15

大阪交運共闘第30回定期総会 書面で開催 ガンバロー三唱で総会を締めくくる大阪交運共闘のなかま(12月5日)

コロナから仲間守る
労働組合の役割発揮


 自交総連大阪地連も加盟する大阪交通運輸労働組合共闘会議(大阪交運共闘、南修三議長=全港湾阪神)は12月5日、第30回定期総会を自交会館(大阪市浪速区)で書面開催し、「2020年度活動報告」「2021年度活動方針」などすべての議案を全会一致の賛成で可決しました。

 大阪交運共闘は今回の総会について、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮して会場出席は同共闘役員と総会議長にしぼり、事前に加盟各単産に議案書と議決票を送付、議決票の返送確認をもって総会出席とすること、1単産につき1議決権とすることを第7回幹事会(11月18日)で確認しています。
 総会当日は役員13人中13人が出席(委任2)。全港湾阪神・久保田書記長を総会議長に選出して議事を開始。運天幹事(自交大阪)が資格審査を務め、加盟6単産すべてから議決票が届いたことを報告、総会成立を宣言しました。
 あいさつを行なった南議長は「コロナ禍で活動が制限され、交通運輸の労働条件を改善し安心安全を守る運動が停滞したのは残念」と20年度を振り返るとともに「今後さらなる感染拡大が危惧されるが、なかまの感染防止対策、そして雇用と生活を守るために労働組合としての役割を発揮していこう」と呼びかけました。

JRの対応を注視

 議案提案を行なった庭和田事務局長(自交大阪書記長)はJR学研都市線・鴫野駅ホームの転落事故多発問題に触れ、「カーブ上のホームでは列車との隙間が広くなることから鴫野駅では転落事故が他駅に比べ突出して多い。先端部が櫛(くし)状になっている樹脂製の部材で隙間を埋める工事をJR西日本が計画していることが近畿運輸局との交渉で明らかになった。私たちの運動の影響を受け、対応せざるを得なくなっているということだ。今後もJRの対応を注視していく」と報告しました。
 議案採決では、すべての議決票が「賛成」であることを総会議長・久保田氏が確認。21年度役員体制も確立し、自交大阪からは庭和田事務局長と運天幹事が再任されました。