HOME  <  ハンドルおおさか

ハンドルおおさか

ハイヤー・タクシー・観光バス労働者の新聞

過去のトピックスのトップへ

詳細記事

大阪労連「6.24大阪争議支援総行動」
2021/07/05

大阪労連「6.24大阪争議支援総行動」 行動の「スタート集会」であいさつする大阪労連・菅(かん)議長(左、6月24日・大阪市北区で)

コロナ解雇許さない
力あわせて早期解決


 大阪労連は6月24日、「大阪争議支援総行動」(毎年春と秋に実施)を大阪府内で終日展開。「大阪からすべての争議をなくそう」との宣伝や、「争議を1日も早く解決せよ」と争議を抱える使用者や背景資本など10か所での抗議・要請行動に取り組みました。

 大阪市北区の淀屋橋と大阪地裁・高裁前で早朝宣伝が取り組まれた後、行動の「スタート集会」が裁判所前の公園で開かれました。
 主催者あいさつを行なった大阪労連・菅(かん)義人議長は「コロナ禍の中で、ただでさえ権利が侵害されている多くの労働者、中小業者の苦労がさらに深まった、にも関わらず菅(すが)自公政権はオリンピックにまい進し、残念ながら多くのマスコミもそれを是とするような方向で動いている。一方で労働者・弱者が犠牲を強いられる、そういう状態が社会的に作り出されてはいないか。そのことについて本当に腹の底からの怒りを覚える」「いま不要不急の悪法を作ったり、労働者いじめを野放しにするような政治をストップさせて、誰もが8時間働けば人間らしく暮らせる職場と社会をつくっていくことが求められている」と訴えました。
 大阪争議団共闘会議(大争共)・粕谷武志議長が連帯あいさつ。エミレーツ航空の争議が7年目にして解決し、不当解雇された3人が職場復帰を果たしたことや、りんくう総合医療センターの争議で和解(未払い賃金を支払う)が成立したことなど今年に入ってからの成果を紹介。「争議を続けるには大変な労力を要する。原告の力だけで闘いを継続するのは難しい。一番大事なのは皆さんの支援であり、行動」と強調し、奮闘を呼びかけました。

共立メンテナンス
上部団体同席拒否


 守口市学童指導員労組・中尾書記長が決意表明。「私たちの不当解雇撤回闘争も1年を超えた。守口市学童保育の受託会社である共立メンテナンスは私たちの団交申し入れを拒否していたが、4月に中央労働委員会が不当労働行為として認定した」「会社側から、団交の日時と場所を一方的に指定し、“来なければ拒否したとみなす”という脅しのような手紙が来た。当日、会社側は上部団体の同席を認めず団交を拒否した。不誠実な対応だ」と報告し、「1日も早く子どもたちのところに戻って守口の学童保育を良くしたい」と力を込めました。
 集会の最後にシュプレヒコールを行い、裁判所に向かって「公平公正な判断を行え」「コロナ解雇、雇い止めを許すな」などと拳を突き上げました。