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ハンドルおおさか
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本流逆流(12月15日付コラムより)
2021/12/15
新型コロナの出現から約2年。近頃ではめったに見ない「マスクなし」だが、大分県臼杵市の市会議員がマスクを着けずに議会に出席し、議長から退席を命じられ、一般質問もできないなど波紋を広げている。
欧米などの諸外国では「マスク」着用を極端に嫌う人が多く、規制されることに反対し暴動に発展することも珍しくないが、日本人はなぜか「マスク」をつけることに抵抗感が少なく、マスク生活が「社会常識」に。
波紋を広げる臼杵市議の主張は「形式的なルールによってマスクをさせられている状況を考えた時に安易に私がマスクをして一般質問するという選択はできないという自分自身の結論に達したので、今回はノーマスクで議会に臨むという決断をした」と報道されていた。
市民の代表である議員が、責務である市議会での質問ができない状況に追いやられても、個の主張を繰り返しているが、結果的に職務放棄と同義になる。
移り変わる「常識」に囚われるのは、時として問題がある場合も少なくないが、新型コロナの犠牲者を減らせる「マスク」着用は欠かせない。だけど何時「マスク」を外せる生活に戻れるのか誰か教えて欲しい。