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侵略行為に断固抗議 9条骨抜き許さない
2022/03/08

侵略行為に断固抗議 9条骨抜き許さない 在大阪ロシア総領事館前での抗議行動(2月28日、豊中市西緑丘で)

戦争で常に犠牲になるのは労働者階級と家族


 ロシアが隣国ウクライナに侵攻した翌日の2月25日、全労連は「軍事侵略に強く抗議し、直ちに撤退を求める」とする、黒澤幸一事務局長名の談話を発表しました。ロシアが主張する、一方的に独立を承認した地域との「集団的自衛権の行使」は、国際法の根拠がなく、国連憲章や、ロシアが2014年に結んだ「ミンスク合意」をも踏みにじる行為だと非難しています。

 談話は、ロシアのプーチン大統領が核兵器による威嚇の言動を強めていることについて「核の応酬へとエスカレートしかねない危険な行為」と批判。「戦争で常に犠牲になるのは労働者階級とその家族」「被爆国の労働組合として断じて容認できない」として、ロシアに対し軍事侵略をただちに停止し外交交渉テーブルにただちに戻ることを求めています。
 事態の解決には「憲法9条を実践する平和外交が何より求められる」「ロシアのように政府が他国への侵略行為に及ぶことへの歯止めが9条」と指摘。「敵基地攻撃の検討など9条を骨抜きにする自公与党、維新などの策動に断固反対する」とし、日本政府に対してはロシアの侵略行為に断固抗議し、対話と国際社会の協力による外交努力を強めるよう求めています。
 (ここまで連合通信2月26日付配信記事に編集部加筆)
 2月28日には豊中市の在大阪ロシア総領事館前で、ロシア政府に抗議し、武力攻撃を即時中止することを求めるスタンディング行動が取り組まれ、120人が駆けつけました(呼びかけ=大阪平和委員会、大阪AALA連帯委員会、大阪原水協、大阪労連)。
 参加者は無言で横断幕やプラカードで抗議の意を示すとともに、戦闘で犠牲になった人々に黙とうを捧げました。