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元安川とうろう流し 平和の願い光の帯に
2024/09/11
79年前の原爆犠牲者への鎮魂と平和への願いを込めた「とうろう流し」が8月6日夕、広島市中区の原爆ドームと広島平和記念公園の間を流れる元安川で、コロナ前の規模に戻し、この日約5500個の「とうろう」が川面に淡い光を放ちながらゆっくりと流れていきます。
午後6時過ぎ、小中高の学生や家族連れ、そして外国人観光客たちが赤や青、黄色のとうろうを流し始めました。この元安川は原爆に被曝した広島の市民が「水」を求めてたくさんの命が失われた所です。
ドーム前では車椅子に乗った80歳代と思しきご婦人が元安川に向け手を合わせ続けていました。広島市外からとうろうを流しにきた家族連れもたくさん見られ、元安橋や両岸から多くの人が見守るなか太陽が沈むと、「とうろう」は光の帯となりゆっくりと流れていきます。様々な言語で書かれた願いはひとつ「平和な世界」をです。