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問題だらけの大阪駅タクシー乗り場
2014/04/28
「大阪駅正面にタクシー乗降場を!」と書いたビラを配る大阪地連のなかま(4月21日)
西口移転で事態悪化
JR利用者目線欠落
大阪の代表駅であるにもかかわらず、正面口にタクシー乗降場がないJR大阪駅の現状を改善しようと、大阪タクシー協会と在阪タクシー労働4団体が協力して4月21日の朝と夕、同駅に隣接する阪急百貨店前で宣伝行動に取り組みました。自交総連大阪地連からは秋山委員長ら4人が参加しました。
JR大阪駅では再開発により、現在の御堂筋口(東口)タクシー乗り場を200メートル西の桜橋口(西口)付近に移転する計画が進められようとしています。
全国の主要駅には必ず駅正面にタクシー乗り場があり、バリアフリーにも対応していますが、現在、大阪駅の乗り場は東端にあるため、初めて同駅を訪れたタクシー利用者が乗り場を見つけることができず、さんざん歩き回るケースが少なくありません。同乗り場の列に並ぶ車が中央口に差しかかった時に利用者を引き受け、信号無視などを犯して難波方面に向かう光景も常態化しています。
苦労たえない乗務員
また、タクシー利用者が同駅正面口での下車を希望しても降車場がないため、後続の市バスや一般車からクラクションを鳴らされるなど乗務員の苦労もたえません。
JRの計画通りに乗り場が桜橋口のみになってしまうと御堂筋口・南口・中央口からの距離もあり、特に阪急百貨店からは駅ビルをはさんで最も遠い位置になります。買物客を目当てにバックづけする車が現在でも問題になっていますが、事態がより悪化することは目に見えています。また、ここが乗り場に並ぶ車の先頭になると最後尾がグランフロントに達して渋滞を引き起こす恐れもあります。
工事完成後に問題が認識されたとしても修正は困難です。JRはいまのうちに計画を再考すべきです。