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安心して利用できる乗降場を
2014/05/07
現在使われているタクシー乗り場はバス専用乗り場に変わる、タクシーは大阪駅の一番端・桜橋口に移転されいっそう不便に(30日、8時15分)
駅利用者への対応、JR東海とJR西は雲泥の差!?
大阪地連は4月30日午前8時、JR大阪駅・阪急百貨店前で「大阪駅正面にもタクシー乗降場を」としたビラ(大阪タクシー協会・大阪交通運輸産業労働組合協議会・自交総連大阪地連連名)宣伝を秋山委員長を先頭に組合員26人が、各所に分かれ2,500部を市民に手渡し、運動への理解を求めました。
30日早朝、JR大阪駅前を行き交う市民に対し、秋山委員長は「出張や観光で訪れる玄関口のJR大阪駅正面には、タクシーの乗降場が一切なく、タクシー利用者の降車は危ない道路上で繰り返されている、こんなことになっているのは大阪駅だけ、まさに大阪の恥。先日、私は東海道新幹線や在来線の主要ターミナルに行く機会があり、大阪駅との違いを目の当たりにしました」と語気を強めます。
つづけて、「新神戸や京都、大津、米原、岐阜羽島駅など主要ターミナルの正面には、他所から訪れた人でも一目で解るタクシーの乗降場がありました。とくに交通量が多かった岐阜駅や名古屋駅の整備は見事で、車の流れもスムーズでした」と、その違いを市民に訴えました。
秋山委員長は「名古屋駅では一般車とタクシーが共有するロータリー型の降り場で、タクシーはそのまま乗り場に入るのですが、JR東海が雇ったガードマン2人が、随時タクシーと一般車を捌き、停滞することはありませんでした」と紹介しました。
利用者指摘
乗り場が解らない
委員長が訴える中、組合員らは阪急百貨店前・歩道橋やタクシー乗場、桜橋口で、ビラを手渡しながら理解を求めました。ビラを受け取った市民は「大阪駅の正面口に、タクシー乗り場がないのはおかしい」と、理解を示す人もいました。
また大阪駅で営業する組合員は、「利用者から『乗り場が解らなくて歩き回った』とよく言われる」と話していました。
JR西日本
利用者目線かける
宣伝後、庭和田書記長は「公衆トイレや乗降場問題を抱えたまま桜橋口にタクシー乗り場が移転するが、運用を開始しても早晩機能不全に陥るのは火を見るよりも明らか、こうした都市開発を進めたJR西や大阪市は本当に無責任。乗り場移転問題協議会でも、JR西は始めから上屋設置やガードマン配置も消極的で利用者目線に欠ける。安心して利用できるタクシー乗降場の設置を求め運動を進める」と決意を語りました。