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許すな白タク・9条改憲 労働条件改善勝ち取ろう
2018/02/27

許すな白タク・9条改憲 労働条件改善勝ち取ろう 第75回中央委員会であいさつする福井委員長(2月15日、国労会館で)

18春闘スタート─第75回中央委員会


 自交総連大阪地連(福井勇委員長)は2月15日、第75回中央委員会を国労大阪会館(大阪市北区)でひらき、「この春闘を『許すな白タク・新たな規制緩和 賃上げ、職場権利確立 18春闘』と位置付けてたたかう」「憲法9条改悪の発議を絶対に許さない」などとする2018年春闘方針を全会一致の賛成で決定しました。

 あいさつを行なった福井委員長は、今春闘について「職場によって明暗が分かれる厳しいたたかいになるのは必至」「稼働率が60%台にまで下がる中、労務倒産の危機に直面している会社から合理化を含む春闘逆提案も予測される」との見通しを示した上で、「人が入ってくる職場、労働環境にすることが先決」「労働条件改善なくして白タク合法化反対の運動は成功しない。私たちは巨大な外敵に対し組織をあげて団結することが大切。今春闘で一つでも多くの要求実現をめざし、最後まで共にがんばろう」と呼びかけました。
 自交総連本部・菊池和彦書記長、大阪労連・菅義人事務局長が来賓あいさつ。菊池書記長は「安倍内閣の新自由主義、規制緩和の経済政策と対決しない限りライドシェアも白タクも阻止できない」と指摘するとともに、「安倍内閣は憲法改悪も狙っている。米軍と一体で地球上どこでも活動する、そういう自衛隊を憲法9条に明記すれば戦争放棄、戦力を持たないとした9条が死んでしまう」と訴え、安倍9条改憲阻止3千万人署名の取り組み強化を訴えました。
 議案提案を行なった大阪地連・庭和田書記長は、全タク連が海外のライドシェア企業と連携する方針を示したことについて「首相官邸の圧力に屈した、02年の規制緩和の時もそうだった」と指摘。「労働者のたたかいができずしていまの潮流を変えることはできない」「昨年以上のたたかいを、組織の垣根を越えて取り組まなければならない」と力を込めました。