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大阪府A地域の8月末運転者証交付数 前年同日比754人減
2019/09/15

「65歳以上70歳未満」年811人減 底見えぬ総需要減・乗務員数減



大阪タクシーセンターの統計によると、管内の8月31日現在の運転者証交付数(個人タクシーは事業者乗務証)は22578人で前年同日からの1年間で754人の減。また大阪タクシー協会の最新の「輸送実績」(6月分)によると、実働率が前年同月比で3・1ポイント減っているのに日車営収も534円減となっています。

 運転者証交付数を5歳ごとに区分した統計で1年間の増減をみると、最も変動が大きかったのが「65歳以上70歳未満」。811人減っており突出しています。2番目に変動が大きかったのは「75歳以上」で159人増、3番目は「60歳以上65歳未満」で152人減となっています。
 「70歳以上75歳未満」は80人増にとどまっており、「65歳以上70歳未満」の減少分の大半は引退したものと思われれます。一般車の高齢ドライバーによる重大事故が続発した影響でしょうか。
 「輸送実績」の推移をみると、日車営収は1月を境に、4月を除いて前年同月比マイナスが続いています。近年は実働率減と日車営収増が同時進行していたのが、特定地域での減車もあって実働率減は底を打ったかに見えましたが、6月の実働率は3・1%減。にもかかわらず日車営収も534円減となっており、乗務員数減も総需要減もいまだに底が見えません。