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全タク連・国交省調査「引き続き厳しい状況」
2021/06/07

供給の適正化が必要


 全国ハイヤー・タクシー連合会が実施したサンプル調査によると、大阪府5社・21年4月の前年同月比は、営業収入が61.8%、輸送人員が59.4%。どちらも約4割減と厳しい状況が続いています。
 全タク連調査をもとにした国土交通省の「新型コロナウイルス感染症による関係業界への影響について」(21年4月30日時点まとめ)は、タクシー業界について「緊急事態宣言に伴う夜間の会食・外出の自粛や感染再拡大の影響により、引き続き厳しい状況が継続」「5月以降、約8割の事業者が30%以上の運送収入減を見込むなど、引き続き厳しい状況となる見通し」とまとめています。
 雇用調整助成金を活用した休業も一部実施されているものの、昼間時間帯の市街は空車の同業者で溢れている、というのが乗務しているなかまの実感です。
 エッセンシャルワークとしての役割を社会から要請される中であっても、供給過剰に対して無策のままでは、業界に見切りをつける運転者は後を絶ちません。山積する問題を解決するための集団交渉が必要です。