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自動車運転者が働く事業場への監督指導状況
2021/09/15

2020年 労働法令違反率80.9%
ハイタクは87.2%


 全国の労働局や労働基準監督署が2020年にトラック・バス・タクシーなど自動車運転者を使用する事業場に対して行なった監督指導の状況について、厚生労働省が取りまとめて公表しました。
 3654事業場に監督指導が実施され、このうち労働基準関係法令違反が認められたのは2957事業場(80.9%)。また、改善基準告示違反が認められたのは、1882事業場(51.5%)。
 監督実施事業場数が2018年(6531)、19年(4283)からさらに減少しているのはコロナ禍の影響と思われます。
 法令違反の内容は、労働時間が最も多く45.5%、次いで割増賃金が22.9%。改善基準告示違反は上位3事項の多い順に、最大拘束時間37.1%、総拘束時間27.9%、休息期間25.9%。
 ハイヤー・タクシーをみると、労働法令違反率が全体より高く(87.2%)、改善基準告示違反率が全体より低い(27.8%)のが特徴です。
 ※=自動車運転者の労働時間等の改善のための基準