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大阪地連 第76回定期大会 書面開催
2021/11/25

コロナ危機打開
変動運賃制ノー


 自交総連大阪地連(福井勇委員長)は11月16日、第76回定期大会を自交会館(大阪市浪速区)で書面開催し、「社会的水準の労働条件確立への接近」「ダイナミック・プライシング反対、白タク合法化阻止」「コロナ危機打開」「組織の強化拡大」を柱とする2022年度運動方針など、提案された議案すべてを全会一致の賛成で可決しました。

 今大会も新型コロナウイルス感染から組合員や関係者を守るため、事前に各単組に送った議決票の返送確認をもって大会出席とする書面開催となりました。1単組に1議決権、組合費3か月未納単組の議決権は認めないとすることを第2回執行委員会(10月26日)で確認しています。
 今回書面で提案された議案は、2021年度運動総括、2022年度運動方針、21年度決算報告・22年度予算など議案1〜3号と、役員改選案(次期大会まで任期延長=前回大会決定の再確認)、大会議長案。
 議決権を有する26単組中22単組から返送があり、すべて「賛成」でした。
 大会当日は吉田栄二副委員長、庭和田裕之書記長、荒木正人・松原伸一両常任執行委員と、南西地協から大会議長に推薦された運天武史氏(国際タクシー労組副委員長)が会場出席。福井委員長は交通事故で負傷した患部が悪化したため急きょ入院、欠席しました。22議決票の「賛成」および運天氏以外の会場出席者の承認を受けて運天氏が大会議長に就任しました。
 議長はまず、執行委員9人中8人の出席(委任4)と、22単組から議決票が届いたことを確認し、大会成立を宣言。続けて22議決票がすべて「賛成」であることを改めて確認し、全議案が全会一致の賛成で成立したことを宣言しました。

参院選で押し返す

 22年度運動方針ではダイナミック・プライシング(変動運賃制度)について「利用者から要望されているわけでもないのに規制改革の一環としてタクシーに導入しようとしている」「配車アプリの普及・誘導と合わせて推進されればライドシェア=白タク合法化への道がひらかれかねない」と警鐘を鳴らし、「導入を阻止する」としています。
 大会あいさつを行なった吉田副委員長は「総選挙では野党共闘に対するネガティブなメディアの報道姿勢が維新の伸長につながった。白タク合法化阻止、そして憲法改悪を阻止するためにも来夏の参院選で自公・維新を押し返していきたい」と決意を述べました。