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京都地連・総評 ラジオCMで業界告発
2022/05/09

事故弁済金や手数料等の乗務員負担


 京都総評(梶谷憲議長)と京都地連(福田徹委員長)は4月14日午後、京都市左京区の京都教育文化センターで組織拡大に向けた「総がかり行動」の調整会議をひらき、京都のタクシー業界でひろく行われている乗務員負担問題を告発するラジオCM(5月10日〜20日)と、主要ターミナルや繁華街での宣伝行動を5月31日に実施することを決めました。

 新型コロナウイルス・オミクロン株の拡大で「総がかり行動」の宣伝を延期してきましたが、蔓延防止も解除され本格的に行動を再開するため14日、15時から京都教育文化センターで調整会議(座長=京都総評の柳生剛志事務局長)をひらき、5月〜6月の行動について議論しました。
 昨年12月の「総がかり行動」を最後に宣伝は控えてきましたが、調整会議は継続し今後の取り組みについて協議を重ねてきました。
 京都は新型コロナの影響で苦しむタクシー労働者が少なくなくありません。その過酷な実態を1日も早く改善するため、従前と違う取り組みが必要だとの結論に達し、費用対効果も考慮してKBS京都ラジオでCMを流すことにしました。

5月10日からCM流す

 この日、最終的に5月10日〜20日にかけて、1週目は火木土で2回ずつ、2週目は月水金で2回ずつの計12回放送することにし、内容については「タクシードライバーに転職しました!この仕事、やりがいはあるけど…事故の修理代もクレジットの手数料も、給料から勝手に天引きされるんですよ」と男性の声で始まり、「運転手さん、それ違法です!ご相談は、フリーダイアル0120-378-060。労働組合の京都総評まで」と女性の声で呼びかける仕様になっています。
 このCMに決定したのは京都地連の松田副委員長の一言が決め手になりました。「タクシーはやりがいもある仕事なので、そこも強調し、悪いところの改善を求める内容の方が良い」。