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白タク合法化反対
2023/12/05
誰もが安心して乗れるタクシー守れ
自交総連本部は11月10日正午、雨が降りしきる中、約100人のなかまが衆議院第2議員会館前で、タクシー労働者の怒りの声をあげる「ライドシェア解禁阻止座り込み行動」を展開し横断幕やのぼり旗、「ライドシェア反対」タオルを拡げて抗議の座り込みを実施しました。
「ライドシェア解禁阻止座り込み行動」に日本共産党から伊藤岳参院議員が駆けつけ、「地域住民の足を守り、災害時にも最後の地域公共交通であるタクシーをともに守っていこう」と連帯のあいさつを行いました。
ライドシェアいらない
庭和田委員長はマイクを握り、「ライドシェア解禁にむけた国会の議論に対して我々には二つの大きな怒りがある」と切り出し、「一つ目は利用者の安心・安全が置き去りにされていること」とし、「二つ目はタクシー労働者の暮らしについてまったく顧みられていないことだ」と強調しました。「コロナ禍でタクシー業界には直接支援がなく、多くの労働者が職場を去った。この状況を口実に政府が女性や子どもが事件に巻き込まれ、交通弱者が取り残されるライドシェアを解禁しようとするなど許されない」と警鐘を鳴らしました。
続いて各地の代表や東京地連のなかまが決意表明し、埼玉地連・石野委員長は「タクシー労働者は安心・安全を第一に世界に誇る公共交通を担っている。ライドシェアが導入されれば、タクシーは破壊され、二度と戻ってこない。この闘いは負けるわけにはいかない」
神奈川地本・冨松委員長は「利用者がいないからタクシー会社が稼働していないのに、黒岩県知事はその地区で利用者が困っているからライドシェアをやるなどと言っている。本当の狙いは都市部であり、過疎地は口実に過ぎない。『神奈川版ライドシェア』は絶対にやらせない」
静岡地連・市村書記長は「コロナ禍で大手会社が乗務員を大量解雇したため、地域がタクシー不足になった。そうした中で、ライドシェアなんてやられたら死活問題だ。私たちタクシー労働者のことを無視した議論が国会で行われている。ライドシェアは許してはならない」などと訴えました。