HOME  <  タクシートピックス

タクシートピックス

更新情報・ニュース

過去のタクシートピックスのトップへ

詳細記事

ライドシェアの全面解禁許さぬ 京都駅・市役所で共同闘争
2024/10/08

ライドシェアの全面解禁許さぬ 京都駅・市役所で共同闘争 市民やタクシー労働者にライドシェアの危険性を告発し、全面解禁阻止への支援と協力を呼びかける松田委員長と個タクの仲間(9月26日、JR京都駅烏丸口で)

個タク6団体と全自交、自交総連「一点共闘・継続は力」


 「ライドシェア全面解禁阻止」の一点共闘で始めた「共同闘争」は9月26日で、7回目となり、JR京都駅烏丸口と京都市役所前で行い、両所での司会を互助協組の金田伸太郎氏が務め、各弁士が訴える中、総勢20人で「ライドシェア全面解禁反対」「京都にライドシェアはいらない」などと横断幕やプラカードを掲げ、市民にアピールしました。

 26日午後、京都の個人タクシー6団体(みらい京都、市個人、協京、昌栄会、互助、楽友)で組織される京都個人タクシー団体協議会(会長=洲見雅義・個人タクシー互助協組理事長)と、全自交京都地連(櫻井邦広委員長)、自交総連京都地連(松田隆司委員長)のなかまがライドシェアの全面解禁阻止にむけ奮闘し、京都総評の柳生剛志事務局長も駆けつけました。

ライドシェア全面解禁
安全と雇用を破壊する


 全自交京都地連の成田次雄書記長は「タクシー不足を理由に、京都でも4月から日本版ライドシェアが始まりました。タクシー会社が運行管理を務めているとは言うものの、2種免許を持たない一般ドライバーが運行することは利用者にとって安全面で非常に問題があります」と指摘し、「国は世界に誇る安全・安心な公共交通を守れ」「安全と雇用を破壊するライドシェア新法絶対反対」などとシュプレヒコールで市民に訴えました。

どのような形であれ
白タクは容認できない


 京都地連の松田隆司委員長は、国交省が公示した京都の適正車両数に言及し「23年度末の実在車両数が必要車両数を上回っており、とくに供給不足対策として京都市域では、必要車両数が3310両に対して、23年度車両数が5635両になっており、日本版ライドシェアの許可に矛盾をきたしています」と強調し、つづけて「それならば、国民の移動の確保では、タクシーを含めた他のバス、鉄道等の大量輸送機関を守ることが大切で、あらゆる公共交通を活用して利用者の足を守る交通政策が必要です。タクシーだけを問題視するのはおかしい」と声高に述べました。
 同委員長は「自交総連は、いずれの形であっても白タク・ライドシェアは安心・安全を崩壊させ、タクシー労働者の賃金を悪化させるものと考えており断固反対です。利用者の皆さんのご理解とご協力をお願いしたい」と呼びかけました。
 また、京都市個人タクシー事業協組(妹背十四夫理事長)の嶋田勝一氏と、京都個タク協昌榮会の田中理事長が、京都駅烏丸口と京都市役所前でもライドシェア阻止を訴えました。