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2008年01月の記事

バス部会 法改正めざし一丸となって奮闘
2008/01/25

バス部会 法改正めざし一丸となって奮闘 あいさつする伊藤会長とバス部会のなかま(16日)  バス部会(伊藤文男会長)は「08年旗びらき・第3回バス部会会議」を16日に自交会館で開き、14人が参加しました。

 伊藤会長はあいさつで「昨年はあずみ野観光バスの事故以後、マスコミから私たちの運動が大きく注目されました。拘束時間や休息期間など過重労働を防ぐための法改正をめざし、引き続き一丸となって奮闘しましょう」と述べました。

 続けて行なわれた各単組からの報告では、コンビナート労組から「4日間拘束のスキーバスで、完全日給制乗務員の給与が実ハンドル時間相当の2日分しか出ない」との報告があり、なかまから「バス乗務員が日雇い賃金でいいわけがない。団結して変えていこう」などの声があがりました。

バス部会 法改正求めていく
2008/01/09

バス部会 法改正求めていく 伊藤バス部会長(アクロス観光労組)

過当競争や過重労働では
「安心・安全」守れない


 新年明けましておめでとうございます。

 バス部会の2008年度は、観光バスの「安心・安全」を守ることを基本に、たたかいをいっそう強化していきます。

 2000年2月の規制緩和以降、「安心・安全」が置き去りにされ、事業者は利益最優先の経営を進め、その負担を運転手に転嫁し現場では過重労働がまん延しています。また、新規参入による事業者の増加が運賃値下げ競争に拍車をかける一方で、NO・PM法による車両の代替えが発生し資金力のない、中小事業者は事業の縮小・廃業などの問題に直面しています。

 なかまのみなさんも、昨年の吹田でのあずみ野観光バスの死傷事故は、まだ記憶に新しいと思います。

 バス部会は、事故前から局交渉を継続的に行い、「安心・安全」の破壊が進む業界の問題点を指摘し「いつ重大事故が起きてもおかしくない、改善が急務だ」と求めてきました。事故後、行政や旅行業協会に対し是正を強く求めました。とくに、近畿運輸局旅客1課に対して、旅行業者の(エージェント)公示運賃を大幅に下回る低運賃の押しつけが横行している実態と、それを受けざるを得ないバス会社の現状など、安心・安全の問題に関わって監督行政の責任を追及しました。

 「安心・安全」は、過当競争や過重労働では守れません。バス部会は、1日ワンマン運行の法定拘束時間を16時間から13時間に短縮し、休息時間は8時間から11時間に延長する“法改正”を求めていきます。

 昨年、ワールドキャビン労組が加盟し、組合員の減少傾向にあるバス部会にとって刺激になりました。それぞれ問題を抱えている単組もあり、バス部会の連携は今後も不可欠です。

 最後に08年度は、「安心・安全」を守るたたかいを基本に、組織拡大にも大いに奮闘する決意です。