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2006年04月の記事

1カ月の残業時間180時間
2006/04/15

1カ月の残業時間180時間 運輸局交渉を総括するバス部会のなかま

重大事故への懸念異口同音


業界被う悪循環

 3月30日午前の運輸局交渉後、午後2時から自交会館で第5回バス部会を開催しました。主要議題は、運輸局交渉の総括と、バス部会の活動計画です。

 運輸局交渉では、昨年暮れ局がクリスタルに対して、「運賃が公示運賃以下であったため指導した」としましたが、現在でも公示運賃以下で公然と取引している実態を、再度、当該の運転手が具体的にバス運賃を示して指摘し、指導不足を追及しました。

 結果、局は「4月中に調査をして、是正されていなければ是正勧告する、従わなければ厳しく対処する」との回答を得ました。このことから6月に再び継続交渉を行なう事を確認しました。

 また、それと平行して4月25日にタクシーが行なう労働局交渉にも参加して、観光バスに関するクリスタルやローレル観光の実際の残業時間(1カ月180時間)を示して、実態を訴える事も確認しました。

 部会では、近運局交渉が記載された『ハンドルおおさか』と新加盟を呼びかける「リーフレット」を名神上り桂川パーキングエリヤで、宣伝カーと組合員を動員して配布する事も決定しました。

 単組報告では、大阪はとバス労組から、現在3カ所ある車庫と営業所の統合が行われようとしています。そのため諸問題が未解決のままであるため、近日中に団体交渉を開催すると、報告しました。

 中央交通労組は、中央交通グループでは残業などの割増賃金計算の基礎を、諸手当を含まない基本給だけで行われていました。違法ではあるものの、自交組合は会社再建のために請求せず静観していました。

 しかし、会社が自交総連組合の弱体化を狙って結成させた2組のKSC組合が、その割増賃金の差額請求を行なったと、報告しました。