HOME  <  バストピックス

バストピックス

更新情報・ニュース

過去のバストピックスのトップへ

月別バックナンバー

2013年02月の記事

バス部会旗びらき
2013/02/05

バスの規制緩和続く
行政への運動が必要


 バス部会(伊藤文男会長)は1月21日、「第5回バス部会」と「2013年旗びらき」を自交会館で行い、13春闘での奮闘と団結強化を誓い合いました。
 会議では大阪地連・松下書記次長が「国交省が昨年示した基準では、実車距離400キロ(特別な措置を講じている場合は500キロ)・10時間まで夜行ワンマン乗務を可能としているが、その根拠となった運転者へのアンケート調査では、平均値346キロ以上では50%、450キロ以上にいたっては80%の運転者が“安全運行できる距離ではない”と回答している。1月17日の同省との懇談では“総合的に判断した”との回答しか出なかった」と報告。
 また、従来の高速路線バスとツアーバスを一本化する「新高速バス」制度について、宿泊施設や観光施設とセットになっているツアーバスを規制の対象外とするなど、「関越道の高速ツアーバス事故以降、いままで以上の規制緩和が進められている」と報告。バス部会は「規制強化に向けた行政へのより一層の運動が必要」との認識を新たにしました。

類労組支援を強化

 さらにバス部会は類設計室(類塾)問題について討議。類グループ労組・藤本委員長が一人隔離され本来の運転業務から外されていることに抗議、是正を求めたところ、会社側は藤本氏に3月20日までの自宅待機を命令、その後に雇止め(解雇)を強行する可能性が高いことから、広くこの問題を訴え支援を求める宣伝行動を強化していくことを確認しました。
 13春闘では「条件カットなし65歳完全雇用」など安定雇用の確保、「安心・安全・快適」を担保する労働条件確立をめざして奮闘するとともに、組織拡大にもがんばることを確認。最後に伊藤会長の発声によるガンバロー三唱で締めくくりました。

類労組・藤本委員長を職場にもどせ
2013/02/05

類塾はイジメをやめろ!


 大手学習塾・類塾を運営する類設計室(岡田淳三郎社長・淀川区)が類グループ労組・藤本委員長を雇い止め解雇する構えを見せていることから、大阪地連は1月9日以降、支援宣伝行動を府内各所で展開しています。

 類塾の送迎バス乗務員が類グループ労組を結成したのは09年2月。雇用が入社時の説明とは異なる1年契約だったことから正社員化を求めての決起でした。しかし、会社は同年4月分給与より賃下げを行なったうえ、組合員に対しては有期契約の未更新を口実に一時金を支給しませんでした。
 その翌年も一方的に賃下げを強行したため組合はやむなく提訴。すると会社は藤本委員長に対して不当な出勤停止処分、けん責処分で報復。組合はこれに対しても撤回を求めて提訴しました。藤本氏は11年3月以降、運転業務から外され、現場の同僚から隔離された部屋でのパソコン入力業務に従事させられました。
 組合が提訴していた賃金、処分問題は昨年7月に「正常な労使関係の構築をめざすこと」を双方が合意し、和解が成立しました。
 和解後、組合は藤本氏の運転業務復帰を求めて交渉を行なってきましたが、昨年11月の団交ではバス管理部長が「もう明日からこんでええ、来年度契約するつもりはない」と声を張りあげ、藤本氏に3月20日までの自宅待機を命令。会社は同日付で雇い止め解雇する構えです。
 地連は岡田社長が組合つぶしをやめ藤本氏を職場に戻すまで宣伝を継続し、学習塾にあるまじきイジメ、不当労働行為の実態を市民に知らせていきます。