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2012年02月の記事

春闘要求アンケート結果分析《観光バス乗務員編》
2012/02/06

春闘要求アンケート結果分析《観光バス乗務員編》

居眠り運転経験「ある」38.9%


 『2012春闘 はたらくみんなの要求アンケート』の中間結果について、今号では観光バス乗務員(運転者)の集計結果を紹介します。
 回答を寄せたのは4単組から36人、平均年齢は52歳でした。生活実感については「かなり苦しい」「やや苦しい」の合計が22人(61.1%)。うち12人が「かなり苦しい」と答えました。
 「職場で感じる不満(3つ選択)」でも「賃金が安い」が最も多く、次いで「職場がなくなる不安」と続くのはタクシーと同様ですが、バスでは労働時間に関する不満(長い、不規則)も多いのが特徴です。「労働時間についてどう思うか」との設問でも66.6%が「長い」と答えています(タクシー=46.3%)。
 「乗務中の経験」では回答者の6割以上が「安全確認がおろそかになることがある」「事故を起こしそうになったことがある」と答えました。居眠り運転をしたことが「ある」と答えた人は38.9%で、タクシーの27.5%を上回ります。
 12春闘で事業者に労働条件改善を要求し、行政に対して「規制強化せよ」「改善基準告示を改正せよ」の声を強めるとともに、利用者に実態を知らせていく取り組みが重要です。