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2010年07月の記事

攻撃に屈せず奮闘する中央交通労組のなかま
2010/07/26

攻撃に屈せず奮闘する中央交通労組のなかま 宣伝に取り組むバス部会のなかま

逆転救済判決1日も早く


 組合員(バスガイド)に対する会社からのセクハラ・パワハラ、組合つぶしとたたかっている中央交通労働組合およびバス部会(伊藤文男会長)のなかまは、7月13日朝8時から地裁不当判決(5月13日)以後4回目の裁判所前宣伝行動を行いました。

 また、同日午後の「第10回バス部会」では原水爆禁止世界大会(ヒロシマ)代表者の選出、総括学習会・中央交通支援宣伝行動・集会の行動日程を決めました。


 梅雨空の中、雨の合間をぬっての宣伝行動となり、ビラ配布は短時間しか行えませんでしたが、原告組合員は出勤してきた裁判所職員に向けて、「皆さんは胸やお尻を触られて平気でいられますか?」と問いかけました。

 中央交通・大野会長と松尾運行課長は5月17日に原告組合員Aさんを会長室に呼び出して「判決文を読め」と迫ったうえ、Aさんの横で同運行課長が判決文を読み上げる嫌がらせを行い、7月9日には2年前の事案についてAさんに1時間以上詰問し続けました。

 また原告組合員Bさんが大野会長から事務所の電話番を行うよう指示を受けた際に不慣れな業務に対する不安を口にしたところ、同会長はそれを業務命令を拒否したものと理屈づけ、Bさんに待機業務時の就労を認めない兵糧攻めを行っています。

 宣伝では原告組合員が会社からの嫌がらせ・兵糧攻めに屈せずがんばっていることを紹介し、地裁の不当判決が労働者いじめ・組合つぶしをエスカレートさせたと訴えました。また、高裁に対しては1日も早く原告を救済する公正な判断を下すよう切望しました。

第10回バス部会
2010/07/26

過酷な労働実態   メディアも警鐘


 「第10回バス部会」では、大阪地連・松下書記次長が「東洋経済新報社から取材を受け、週刊東洋経済・7月17日号に“運転手の過酷な労働実態” “改善されない安全対策”と題して掲載された。バス部会の運動は東京のメディアからも注目されている」と報告しました。

 同誌が採り上げたのは、大手旅行会社が企画する「大阪〜岐阜・白川郷日帰りツアー」。走行距離650キロ・拘束時間16時間以上の過酷な労働実態です。記事は「07年の大事故(あずみ野観光事故)後も一向に改善されないバスの安全対策。いつまた同じような事故が発生してもおかしくない状態だ」と警鐘を鳴らし「排ガス規制や安全性、従業員の労働環境を遵守している事業者がつぶれていき、違法な業者ばかりが生き残るのはおかしい」との貸切バス事業者の声も紹介して、「現場の怒りに国土交通省は向き合わなければいけない」と締めくくっています。

 バス部会は最後に今年度の総括学習会について、8月19日に同部会・元事務局長の尾崎博明氏を講師に迎え、自交会館で開くことを確認しました。

裁判所・市民に向け宣伝行動に取り組む中央交通労組
2010/07/15

裁判所・市民に向け宣伝行動に取り組む中央交通労組 中央交通労組の支援に集まった大阪地連のなかま(6月30日)

中央交通・大野会長の
真の狙いは組合つぶし


 会社からのセクハラ・パワハラ、組合つぶしとたたかう中央交通労組(服部委員長)は、5月13日・大阪地裁の不当判決、同20日の控訴以後、裁判所や市民に向けての宣伝行動を精力的に取り組んでいます。6月30日には大阪地連、7月5日には大阪争議団共闘のなかまとともに、どちらも朝8時から大阪市北区の裁判所合同庁舎前で同労組への支援を訴えました。

 25人が集まった6月30日の宣伝では大阪地連・岡田委員長もマイクを握り、会社によるセクハラ・パワハラの背景に組合つぶしの意図があることを市民に告発。

 中央交通・大野会長が97年頃から第2組合を育成したうえで中央交通労組に対しては配車差別を行い、03年8月に大阪地労委(現、府労委)が不当労働行為を認定、会社に差額賃金の支払いを命じたことや、その命令が下る前日に会社が組合に対して事業廃止・全員解雇を一方的に通告(後に撤回)したことなどを紹介し、「地裁判決は全体像を見ず、原告を嘘つき呼ばわりするに等しいものであり、高裁で必ず覆させなければならない」と力を込めました。