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2010年01月の記事
大阪地連各地区協議会・バス部会
2010/01/25
一致団結して組合つぶしに反撃・春闘勝利めざす
バス部会(伊藤文男会長)は1月18日、2010年旗開きを自交会館で行い、中央交通争議や類グループ労組、みなと観光バス労組への組合つぶしに断固たたかうことを確認しました。
バス部会はまず、2月4日に結審する中央交通セクハラ・パワハラ裁判について、「原告救済判決を求める要請」署名集約の取り組みとして、大阪労連第40回臨時大会(1月23日)での署名用紙配布、本部第32回中央委員会には原告の組合員2人が上京して直接現状を訴えるとともに署名要請を行うことを確認。なかまは上京費用の一部にと、その場でカンパを出しあいました。
みなと観光がまた賃金カット
みなと観光労組のなかまは、会社が昨年6月に続き2度目の賃金カットを12月給与で実施してきたことを報告。これまで組合は交渉による解決を模索してきましたが、一方的な賃金カットに対応するために、裁判闘争も視野に入れた運動を行うことをバス部会として確認しました。
また、バス部会は類グループ労組のたたかいも新たな段階に突入することを想定し、支援の強化を確認しました。
大阪市バス大阪運輸振興労組のなかまは、赤バスの存続を求める市民集会が1月24日に大阪民医連(大阪市中央区)で開かれることを報告し、「運動の成果で、赤バスの継続が決まりましたが、集会では乗務員として発言する予定です」と述べました。
さらに、空席となっていた事務局長に山本雅弘氏(大阪はとバス労組委員長)を選任して体制を固め、伊藤会長を先頭に一致団結し、春闘勝利、組合つぶしへの反撃を決意しました。
年頭の決意表明
2010/01/06
団結してバスの規制強化勝ち取ろう
バス部会会長 伊藤 文男
新年明けましておめでとうございます。
全世界に大きな影響を及ぼしたリーマンショック以降、輸出産業に依存する日本経済は先進国のなかでも落ち込みが激しく、円高不況とデフレ傾向が続いています。倒産・廃業が相次いでおり、観光バスの需要は落ち込む一方です。
それに加えて昨年は、新型インフルエンザによる影響でキャンセルが相次ぎ、売り上げが大きく落ち込みました。さらに「休日高速通行料金の上限1000円」で大渋滞が頻発するとともに交通事故も増加し、観光バス乗務員にとってはきびしい1年でした。
観光バス業界は規制緩和以降、過当競争による営収の低下・減益が続き、最悪の状況に向かっています。バス業界の体力は限界に達しつつあると言えます。
残念ながら観光バスは、規制強化に関してタクシーに遅れを取っていると言わざるを得ません。バス部会は現状を踏まえ、安心・安全を担保する労働環境作りを行政・事業者に対して強く働きかける取り組みを、地連のもとで強化していかなければなりません。
各単組も個々にきびしい状況に置かれており、会社からの報復が続く中央交通労組をはじめ、間題が山積しています。バス部会の運動は各単組の協力なくしては進みませんし、間題も解決しません。益々の団結強化を期待しています。
2010年度も厳しい情勢が続くと思われますが、タクシーのなかまとも力を合わせ、バス部会を盛り上げていきたいと思います。