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2012年04月の記事

第5回バス部会
2012/04/25

第5回バス部会 春闘勝利、争議解決、組織拡大に向け意見を交わすバス部会のなかま(4月17日)

組織拡大と宣伝重要
春闘勝利へ意思統一


 バス部会は4月17日午後、第5回バス部会を自交会館で開催し、春闘報告と5月3日に組織拡大にむけた宣伝行動を実施することを確認しました。
 伊藤会長は「2000年の規制緩和から過当競争によって『安心・安全』が破壊され、高速道路でのバスの重大事故が続発しているなか、国交省はさらなる高速路線バスの規制緩和を打ち出している。また、バス会社の倒産、廃業も相次いでおり、職場を守る意味でも歯止めをかける運動の強化が求められている」と指摘しました。
 また、山本事務局長は「市民、バス労働者に広く実態を知ってもらい流れを変えていくためにも、組織拡大と宣伝が重要だ」とし、「5月3日に梅田・茶屋町〜京都にかけて宣伝行動に取り組もう」と提案しました。
 春闘報告では、◇大阪はとバス労組が平均年収500万円を要求し23日に団交。◇中央交通は一時金・大阪東京間のツアーバスの平準化・65歳までの完全雇用・制服の支給などで4月9日に団交し、制服については「支給を考えている」との回答。◇アクロス観光労組は現行労働条件、夏季一時金については7月に交渉で、4月3日に合意したど報告されました。
 争議報告では、類グループ労組が4月23日に第3回和解協議で双方の具体的な和解案が出る見込みだと報告し、全体で春闘、争議の勝利に向け奮闘していこうと意思統一しました。

深夜運行2人制の法制化を
2012/04/25

深夜運行2人制の法制化を 近運局に過労運転防止のための措置を要請するバス部会のなかま

大阪地連・バス部会が近運局に要請


 大手旅行業者の企画商品によってバス乗務員が過重労働を強いられる事態が改善されず、3〜4月には高速道路での追突事故が3件続いた貸切バス業界。大阪地連・バス部会(伊藤文男会長)は4月17日、観光バスの輸送秩序・安全確保に関する要請を近畿運輸局に行いました。

 今回の要請行動に組合側はバス部会・伊藤会長、国労近畿地本・井戸書記長ら9人が参加。近運局からは自動車交通部旅客第一課・阪部課長ら8人が応対しました。
 組合側は、「拘束16時間を超える恐れのある日帰りバスツアーが現在も数多く存在し、一向に改善されていない」として同局がこれまでどのような具体的措置をとったのかを質問。
 阪部課長は「疑わしい旅行業者については観光地域振興課を通じて調査を行うとともに、乗務距離や労働時間の周知を図っている。今後も(同課と)連携を強めてコンプアイランスの徹底を進めていきたい」と答えました。
 深夜の運転者2人制の法制化について局側が「改善基準告示は昼夜を区別していない。深夜の事故発生率が特段に悪いわけではなく、深夜のみ2人制にするよりどころがない」との認識を示したのに対し、組合側は「深夜労働が身体に与える負担は大きく、深夜の疲れが積み重なれば日中の事故につながる。過労運転防止は24時間トータルで考えるべきで、深夜のワンマン運行の禁止と改善基準改訂が必要だ。本省にもこの考え方を伝えてほしい」と指摘・要請しました。