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2011年09月の記事
バス部会「2011年度総括学習会」で運動強化決意
2011/09/05
原点に戻り要求で団結
バスでも規制強化必ず
バス部会(伊藤文男会長)は「2011年度総括学習会」を8月22日に自交会館で開催。1年間の活動総括を行うとともに、国民救援会本部の伊賀カズミ副会長を講師に招いて「街宣活動への干渉・介入」について講義を受けました。
来賓あいさつで大阪地連・園田委員長は「私たちの運動でタクシー業界は規制強化に転じた。自交総連はタクシー運転免許による入口制限、運転者の人数を減らして需給調整を図ることを目標に掲げている」「バス業界はいま、構造改革・規制緩和に突っ走り続けるのか、それとも働く者を中心にして物事を考えるのか、せめぎ合いをしている」と指摘。そのような中で「労働組合の原点に戻って、みんなの要求で運動すれば必ず組織拡大できる要素がバス部会にはある。知恵を絞った働きかけでの組合員増を期待している」と激励しました。
国への働きかけ強める
総括討議では「バス事業のありかた検討会」が6月にまとめた『中間報告』について、「このままでは大手旅行業者の都合のよい規制緩和が進み、バス労働者の低賃金、超長時間労働がまん延し、公共交通機関としての安心・安全が崩壊する」との認識で一致しました。
同報告は、労働時間や走行距離規制指針(2日平均で1日670キロ)など安全に関わる問題(昨年9月、総務省が国交省に改善するよう勧告)には全く触れず、高速乗合バスの規制を緩和して、高速ツアーバスを合法化するような内容になっています。
バス部会は、置き去りにされようとしている問題の本質を追及して、バスの「安心・安全」が担保されるよう、本部とともに国に対して働きかける運動を強化することを確認しました。