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2008年10月の記事

中央交通の組合つぶしに反撃
2008/10/15

セクハラ・パワハラの損害賠償求め提訴


 中央交通労組(服部一弘委員長)は9月22日、同労組組合員のバスガイド4人が中央交通・M運行課長(同労組前委員長)からセクハラ・パワハラ被害を受けた問題で、同課長と会社に対して損害賠償を求める裁判を大阪地裁に起こしました。

セクハラ課長かばう会社


 被害を受けたガイド4人はM運行課長に対する厳正な処分を大野準一社長に直接求めましたが、会社は同課長をかばったうえ、逆にガイドに対して寮からの退去を求めてきました。また、会社がガイド関連施設に施錠したため、ガイドは会社事務所を通らないと車庫内に入れなくなっています。

 さらに会社は、いままで認めていた「バス乗務の仕事がないときの社内待機」を認めず、賃金カットの攻撃を行うなど、組合つぶしの本性をむきだしにしています。

 今回の訴状では、M運行課長に対して民法709条に基づいて不法行為の損害賠償を求めるとともに、会社に対して使用者責任(同715条)と、職場環境配慮義務を負っているにもかかわらずセクハラ・パワハラへの適切な対応を怠った債務不履行責任(同415条)を追求、損害賠償を求めています。

 第1回公判期日は10月23日13時15分、大阪地裁106号法廷です。

賃金カット労基署に告発

 賃金カットの問題では、9月11日に同労組が東大阪労働基準監督署に告発し、同26日には労基署が青木常務とM運行課長を呼び出して指導しました。

 そして同29日、労基署から「会社が未払賃金の支払に応じる」との連絡が入り、10月分給与で支払われることになっています。

みなと観光は正常な労使関係構築せよ
2008/10/06

みなと観光は正常な労使関係構築せよ 結成総会で大阪地連・権田委員長(最左)から説明を受けるみなと観光労組のなかま

淡路島・南あわじ市に自交総連の旗


 淡路島の南あわじ市に所在する、みなと観光バス株式会社(池田剛久社長)で働く乗務員は、最低賃金額以下の基本給の見直しや職場の民主的運営を求めて、9月29日夜、サンライズ淡路において組合結成大会を行い自交総連大阪地連に加盟しました。

 昨年の4月頃、大阪地連のホームページ内に設けている労働相談にメールで賃金の完全歩合制、労働時間問題、残業手当、有給休暇など改善したく労働組合を結成したいがやり方が分からないなどの相談がありました。その後、幾度か大阪地連との懇談や学習を重ね、今回の結成となったものです。

 結成総会は、午後8時40分から行われ、結成準備会責任者が執行部体制、要求項目、組合規約、組合費などを提案し確認。そして、自交総連大阪地連に加盟することを決定しました。来賓として参加した大阪地連の権田委員長は、「労働組合の基礎知識」「労働組合の運営」「労働組合の性格と任務」「自交総連とはどんな労働組合か」など説きました。

 また、バス部会の松下事務局長が連帯と激励のあいさつを行い、最後に久保剛久委員長のリードで団結ガンバローを唱和して結成大会は終了しました。

 翌30日、午前8時30分に権田委員長及び久保委員長と組合代表が、みなと観光バス(株)を訪問。応対した池田剛久社長に組合結成通知、要求書、団体交渉申し入れ書を手渡し、正常な労使関係の構築と誠意ある団体交渉の開催を求めました。