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ハンドルおおさか
ハイヤー・タクシー・観光バス労働者の新聞
月別バックナンバー
2009年02月の記事
府労委・協メン主張認める
2009/02/25
労働者派遣法違反に断
大阪府労働委員会は2月13日、岸和田市貝塚市清掃施設組合(地方行政)に対して、全国一般・協和メインテナンス岸貝労働組合が、平成18年7月26日付けで申し入れた団体交渉に応じなければならない、とした組合主張を認める救済命令を出しました。これを受け16日早朝、岸和田市役所前で同労組と支援者35人(自交6人)らが争議の解決を求める宣伝行動と、施設組合に団体交渉申し入れを行い、マスコミ3社が取材しました。
代理人を務めた村田浩治弁護士は「約40年にわたって、随意契約で職員と一体となって工場を運営していたことや、配置や仕様書の変更などを通じて人事配置も把握し、実質的に使用者と同視できる権限を行使していたとの認定を加え、交渉途中、これが実質派遣の請負(業務委託)で、労働者派遣法違反であると労働局に申告し、『雇用の安定をはかる措置をとることを前提に、違法状態を解消せよ』という指導書を出させた後の団体交渉申し入れ(平成18年7月26日)「雇用の安定をはかる」ための義務的団交事項であるとの判断を示した点など労働局を活用した迫り方という点で成果を挙げた事案」と説明しています。
大阪春闘共闘「学習決起集会」
2009/02/16
労働者全体の要求掲げてたたかおう
2月3日、大阪春闘共闘委員会(川辺和宏代表委員)が「学習決起集会」を大阪市中央区内で開き、09春闘に向けて奮闘を決意しました。
冒頭のリレートークでは、
「年越し派遣村」のボランティアに参加したという「地域労組おおさか」の活動家が「村民は日比谷だけではなく、大阪にも何千人といます。今こそ労働組合は何を要求としてたたかうのかが問われています。労働者全体のための要求を掲げてたたかわなくてはいけない」とちからを込めました。
また同じリレートークで、タイガー魔法瓶に解雇され大阪地裁で勝利和解した派遣労働者が壇上に立ち、支援の謝辞を述べると、大きな拍手が起こりました。
主催者あいさつに立った川辺代表委員(大阪労連議長)は「労働者・国民の実態の改善と要求の飛躍的な前進のためにも、この09春闘では労働組合の存在意義をかけて全力でたたかいぬきましょう」と呼びかけました。
「派遣法抜本改正の重要性」と題して講演を行った龍谷大教授の脇田滋氏は派遣法の改正について「現場の運動で派遣法改正を実質化する事も重要」として、「雇用の権限を握っている派遣先に団交で責任を徹底的に追及する」「各職場で派遣の拡がりに対して口を出す」など労組の活動の必要性を説きました。