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2007年07月の記事

本流逆流
2007/07/25

 先日、生後7ヶ月になる孫を抱いている時に足を滑らせた。「あっ」と思った瞬間、とっさに右足が前に出て転倒は免れたが、左足がねじれて捻挫した。激痛が走ったが、それでも孫をしっかりと放さない自分がいる▼そして私には、小学校に通う子供も2人いる。29日の投票日に向けて論戦が過熱している参議院選挙では当然、子育てに関する政策が気にかかる。乳幼児医療制度ひとつとってみても自治体によって格差がある。住民運動や草の根の運動で、進んでいるところでは就学前まで実施しているが、大阪府は2歳まで。国にはない▼もちろん参院選の争点は子育てだけではない。安倍首相は2010年までに憲法を変えてアメリカと「戦争する国づくり」をするという。戦争を知らない、戦後生まれでありながら「靖国派」の安倍首相。私も同じ世代だが、原水爆禁止運動に関わって20数年になる。ヒロシマ・ナガサキ、ビキニの被ばくなど、核兵器の残酷さ、戦争の悲惨さを運動で学んだ▼タクシー産業は平和産業だ。私たちの先輩たちは「二度と戦争はいやだ」と戦後一貫して戦争反対・核兵器廃絶を労働組合運動の柱としてたたかった。私も声を大にして叫ぶ、「憲法9条を守れ」「核兵器廃絶、非核の日本を」と▼捻挫の肉体的「痛み」は病院で治せるが、子供や孫たちに悪政の「痛み」は残せない。「日本の進路」を決める大事な選挙。自公政権ではだめだという審判を下そう。(く)

国民本位に政治を変えましょう
2007/07/17

国民本位に政治を変えましょう 権田正良委員長

庶民イジメ、大企業や金持ち優遇!!
自民・公明の暴走政治にストップを


 組合員のみなさん、読者のみなさん、今回の参議院選挙は、国民のくらしと日本の平和がかかった大切な選挙です。同時にタクシー・観光バス労働者にとっては、規制緩和に賛成した自民・公明・民主に対して、怒りを示す大事な選挙です。

 年金の記録が5千万件も一致せず、宙に浮いていることが明らかになりました。「保険料を納めているのに給付は消えてなくなっている」これでは、国が国民に対して詐欺をはたらいたのと同じです。

 3年前、自民党や公明党は、年金は「百年安心」だと言っていましたが、早くもメッキが剥がれてしまいました。また、6月から住民税が2倍、多い人では4倍、それ以上になった人もいます。

 これは公明党がすすめた定率減税の廃止や、非課税制度の改悪で住民税が増えたのです。これに7月からは介護保険料などが上がります。自民党と公明党は、庶民には減税を廃止しながら、大企業や金持ちには減税を続けており、不公正です。そのうえ、参議院選挙が終わったら消費税の増税を検討すると言っています。

 また、安倍政権は「海外で戦争する国」につくりかえるために、先の戦争は正義の戦争だったと歴史をねじ曲げ、憲法改悪にむかって暴走をはじめています。日本は平和憲法があることで、これまで平和が守られてきました。この世界に誇れる平和憲法、とりわけ9条を守り、子供たちに引き継がねばなりません。

 一方、マスコミなどは「自民か民主か」のキャンペーンを意図的にくりひろげていますが、憲法問題や「政治とカネ」の問題。そして、貧困と格差を拡げる法律に賛成しことや規制緩和路線でも自民党と同じ流れにある民主党では自民・公明の悪政を変えることはできません。

 自民党路線の根本をもっと鋭く批判し、正面から対決する「真の野党」が前進しなければ、悪政を止めることはできません。自民・公明の暴走政治にストップをかけ、平和とくらしを守るために全組合員と家族がこぞって投票に行けば、政治の転換は可能です。みんなで投票し、政治を国民本位に変えましょう。 

2007年国民平和行進
2007/07/17

2007年国民平和行進 核兵器廃絶願い最後の坂も登り切り平和行進を成功させたなかまたち(4日、天王寺区内で)

草の根の思いつないで50回
核兵器ノー
世界平和願う


 50回目を迎えた2007年原水爆禁止国民平和行進――。網の目コース(住之江区役所〜四天王寺西門前)を受け持つ自交総連(西地協)のなかまは7月4日午前、雨天をものともせず他の民主団体のなかまとともにプラカードや横断幕で「核兵器廃絶」を訴え、市民に平和への共同を呼びかけました。

 出発集会は、住之江労連の上地事務局長が司会を務め、主催者を代表して岡田副委員長があいさつ。同氏は原爆を容認する「しょうがない」発言で辞任した久間前防衛大臣を厳しく批判するとともに靖国派(先の大戦を讃美)・安倍政権に対し「追いつめられた日本軍が国民に自決を強要した沖縄戦や慰安婦問題の事実を歪曲しそして、9条改憲の策動など戦後一番危険な内閣だ、唯一の被爆国である日本が原爆被害、戦争被害を風化させてはならない、今後とも反核、平和を訴え運動を拡げていこう」と呼びかけ、あだち大阪市議(日本共産党)もあいさつしました。

 行進では「憲法9条、非核三原則守ろう」「原水爆禁止世界大会を成功させよう」などのシュプレヒコールで市民にアピールしました。