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2007年09月の記事

第6回役員セミナー2日目補講・全体会
2007/09/25

第6回役員セミナー2日目補講・全体会 大阪地連のなかま(後方)

動けば変わる トコトンやろう


 9月15〜16日に奈良県葛城市内で開かれた第6回役員セミナー(大阪労連・関西勤労者教育協会主催)2日目では、同勤労協講師の槙野理啓さんが『動けば変わる―やった?できた?』と題して補講を行ないました。

 組合運動は案外簡単とする槙野氏は、役員に求められるものについて、「経験がものをいうとは限りません。昨日提出してもらったアンケートを見ると“今年初めて役員になりました。1年目から書記長です”、全然珍しくないんですね。あえて必要なものは、労働者的楽天性(失うものは何もないという開き直り)、柔軟性(硬く考えない、悩まない)、視野の広さ、人間性。人間が人間らしくというのは何も難しいことではないですね。そして空気を読む力。やり方は決まってないから、捉えようによっては案外“簡単”じゃないかと思います」と述べ、役員になって間のない受講者の気持ちをほぐしました。

 また「労働組合が大切なのはわかるが実感できない」、「後継者が育たない」という役員が抱えがちな悩みについて、「私たちの住んでる世界は、実感できる物事ばかりではありません。“地球は丸い”、否定せんでしょ。実感しますか?実感しなくて当たり前。考えて理解するんです。これも別に珍しい話ではありません。実感できないからといって悲観することないんです」

 「後継者を自分たちで育てるという発想ではなく、今やるべきことをとことんやるということが、後継者づくりにつながると思います。後継者が育たないことが自分が活動しないことにつながっちゃう、逆やと思うんですね」とアドバイスしました。

 セミナーの締めくくりとなる全体会では、全6班から1人ずつ指名された代表が、全体を通した感想を述べました。

 高槻交通労組の奥野書記長が第6班を代表して壇上に立ち「私自身、今年初めて役員になって、しかも書記長ということで、日々勉強です。“空気を読む力”はまだ備わっていませんが、楽天性は持ってるので何とかなるのでは、と思います。今後もこういう場に参加して勉強したいと思います」と述べると受講生たちは暖かい拍手で応えました。

大阪労連・関西勤労協 第6回役員セミナー
2007/09/25

大阪労連・関西勤労協 第6回役員セミナー 講義する浜林一橋大学名誉教授

守ろう職場の民主主義


 大阪労連と関西勤労者教育協会は9月15〜16日、「歴史に学び、歴史をつくる」をテーマに「第6回役員セミナー」を開き、全体で90人が参加。大阪地連からも6人が参加し、講演や分散会で組合運動の理解を深めました。

 15日、一橋大学名誉教授の浜林正夫さんが「労働組合―その原点と未来」と題して基調講演し、イギリスと日本の労組の歴史を比較しながら、その問題点を解説しました。

 「労働運動を支えているのはその国の民主主義の強さです。民主主義の歴史が浅い日本ではストライキが世論に叩かれることがありますが、欧米では労組がストをやるのは当たり前という認識です」と述べ、日本では現在でも労組に対する偏見が残っていると指摘しました。

 さらにイギリスの労働組合については、不熟練工や女性を排除するなどセクト的な伝統があったうえ、クローズドショップ制(会社は組合員以外を採用できず、労働者は入社前に組合に加入する必要がある)によって幹部が特権階級化した結果、サッチャー政権下での新自由主義的改革の標的になり、組合運動が後退した経緯を紹介し、組合内部の民主主義を考える必要性を説きました。

 さらに、日本では団結権を認められていない職種が多いことや、非正規労働者の組織化が遅れている点を指摘し、「たたかいはストだけではなく、職場の民主主義を守る日常の努力が必要です」と強調しました。

 講演終了後、受講生は6つの班に分かれて、講演の感想や日頃の組合活動での悩みを出し合い、活発に討論しました。