　大阪労連（植田保二議長）と大阪春闘共闘は13日、宣伝行動や集会・デモを「08春闘勝利・大阪総行動」として終日展開し、大阪地連のなかまも奮闘しました。

　大阪地連のなかまは朝8時、天王寺駅東口での宣伝行動や宣伝カーの流し宣伝など早朝から参加。12時15分には中央区・本町2丁目から大阪市役所までのランチタイムデモで「なくせ貧困」「憲法がいきる平和で公正な社会を」とアピール。

　当日は全国で「重税反対統一行動」が取り組まれ、大阪でも14時から消費税増税に反対する集会とデモが行なわれました。

　大阪市役所横の広場に600人が集まって開かれた「デモ出発集会」。大阪労連の植田議長は、「消費税増税阻止のたたかいと同時に、貧困・格差をなくすための春闘として最低賃金の引き上げ、労働者派遣法の抜本的改正など、国民的なたたかいとして大きく羽ばたく08春闘にしたい」と決意を述べました。

　この日の行動の締めくくりはJR西日本本社前で開かれた国労西日本本部主催の集会。約1千人のなかまが「JRは安全を守れ!!」と拳を突き上げました。

大阪春闘共闘「大企業・府庁・NTT包囲行動」
2008/03/05

デモ行進で「大阪府は府民のくらしと福祉を守れ！」とシュプレヒコールするなかま（2月29日、府警本部前で）

実現しよう“当たり前の府政”

　2月29日、大阪労連・大阪春闘共闘会議は府内各所で集会やデモ、要請行動を「大企業・府庁・NTT包囲行動」として展開し、大阪地連のなかまも「大企業優遇・府民いじめをやめろ！」と声をあげました。

　府庁周辺では、橋下大阪府知事の就任後初の府議会となる2月定例議会が開会するのにあわせ、昼休みを利用して集会とデモ（主催＝府民要求連絡会）が行なわれ、250人が参加しました。

　大阪城公園・教育塔前で開かれた集会で、日本共産党の黒田まさ子府議は、橋下知事が関空・りんくうタウン、箕面の開発、同和のむだづかいに対しては口をつぐんだままで、27日に明らかにした財政再建計画では建設事業に関わる借金を継続する意向を示したことについて「財政再建の理由のもとに福祉や教育、くらしを一方的に切り捨てようとしている」と指摘。

　また、「大企業減税や大型公共事業などを改めれば府民のくらしと財政再建は両立できます」と述べ、「知事が単なる破産管財人ではあってはなりません。地方自治体の本旨は福祉の増進です。当たり前の府政実現のために、大きな運動を拡げていきましょう」と呼びかけました。

　集会後、なかまはデモで「府民のくらしと福祉を守れ！」とシュプレヒコールを府庁に響かせました。