HOME < ハンドルおおさか
ハンドルおおさか
ハイヤー・タクシー・観光バス労働者の新聞
月別バックナンバー
2010年03月の記事
大阪労連・大阪春闘共闘 3・18大阪総行動
2010/03/25
国民春闘の勝利に向けガンバロー三唱する大阪地連のなかま(3月18日、扇町公園で)
生計費原則にした賃上げ勝ち取ろう
3月18日、大阪労連と大阪春闘共闘委員会が2010年春闘勝利をめざす「大阪総行動」を大阪市北区の扇町公園で開き、1100人が集結。大阪地連からも80人が参加して「景気回復のため労働者の賃金上げろ!」と拳を突き上げました。
主催者あいさつで大阪労連の川辺議長は「この2010年春闘は政治を確実に変革して貧困を一掃し、雇用を確保していくことが我々の課題となる。春闘ヤマ場をたたかいぬいて、世直し春闘を大きく飛躍させよう」と呼びかけました。
続けて情勢報告を行なった大阪春闘共闘・宮武事務局長は「これから多くの単産で交渉が本格化していくが、改めて生計費を原則とした賃上げ要求、非正規労働者の底上げ、時短や職場の健康問題など切実な要求をしっかり掲げ、奮闘して実現を迫っていこう。そして労働者派遣法の抜本改正に向けても大きくたたかいを盛り上げていこう」と力を込めました。
集会のあと、参加者は西梅田公園に向けてデモ行進に出発。大阪地連のなかまも「タクシー運賃の安値競争は安全脅かす」「多すぎるタクシー減らせ」と書かれた横断幕やプラカードを手に「生活できる賃上げを勝ち取ろう!」「大企業は社会的責任果たせ!」と声を張りあげました。
大阪労連 春の組織拡大月間スタート集会
2010/03/05
パネルディスカッションで組織拡大の取り組みや成果を報告する各産別の代表ら(2月26日)
正規・非正規の連帯で壮大な運動構築しよう
3月〜5月を「組織拡大強化月間」に定めている大阪労連は2月26日、同月間のスタート集会を国労会館(大阪市北区)で開き、全労連の高山組織部長が講演を行いました。
高山氏は「日本の労働運動は男性正規労働者を主体に形成されてきたが、いまや全労働者の35%、1800万人が非正規雇用であり、男性正規も雇用不安にさらされている。雇用とくらしの改善を求めることが、正規・非正規労働者共通の要求になりつつある」と指摘し、「100年に一度の経済危機は正規・非正規が連帯共同し、21世紀の壮大な労働運動を構築するチャンスだ」と熱く語りました。
続けて大阪労連・久保田副議長は、春闘時期について「決算期を前にした大量解雇や雇い止めのおそれがある一方で新規採用もあり、年間の組織拡大の大きなウエイトを占める時期だ」として、「非正規労働者を中心にすべての労働者を視野に入れ、大量宣伝、相談活動とオルグ体制の強化を援助、推進していく」との方針を提起しました。