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2015年03月の記事
大阪労連・大阪春闘共闘が「3・12大阪総行動」
2015/03/25
決起集会で拳を突き上げる大阪労連・大阪春闘共闘のなかま(3月12日、大阪市北区内で)
大阪市解体許さない
大阪労連・大阪春闘共闘は3月12日、全労連「50万人総行動」に呼応して「3・12大阪総行動」を大阪府内で終日展開、宣伝行動や決起集会、デモ行進などに取り組みました。自交総連大阪地連のなかまも「賃金底上げと雇用の安定で景気を回復しよう」と声を張り上げました。
大阪市役所南側広場で開かれた決起集会で主催者あいさつを行なった大阪労連・川辺議長は「安倍首相が財界に要請する賃上げではなく、まさしく労働者が自らの力で賃上げと雇用の改善を勝ち取る春闘にしていかなくてはならない」「一斉地方選挙、『都構想』住民投票は“大阪春の陣”。橋下維新の独裁政治をやめさせるたたかいを大きく前進させよう」と力を込めました。
大阪労連・菅事務局長は情勢報告の中で、「パワハラを認定された中原大阪府教育長が辞任した。橋下市長も松井知事も中原氏をかばい続け、橋下氏はいまでも“やめるべきではない”と言っている。こういう感覚で市政、府政を運営する人が『都構想』で大阪市をバラバラに解体しようとする、こんなことは許されない」「日本を“戦争する国”に変える法整備が進められようとしている。沖縄・辺野古への基地建設反対運動に対する国を挙げての妨害、暴力行為を許してはならない」と訴えました。
大阪医労連・染原委員長は「命を守る職場で過労死、過労自死を絶対に出さない職場づくり、必要生計費に根ざした賃上げ要求を掲げて大いに奮闘しようと意思統一している。介護労働者は他産業と比べて月10万円の賃金格差があり、結婚するために辞めていく人が後を絶たない。医療・福祉・介護労働者が誇りをもって働き続けられる職場づくりを目指してがんばっていく」と決意表明しました。
一斉地方選挙・都構想住民投票に向け運動強化
2015/03/05
明るい会・よくする会「団体・地域代表者会議」で問題提起する福井朗・よくする会事務局長(2月27日、北区で)
大阪市解体構想ストップ
パワハラ教育長辞任せよ
幅広い市民団体・労働団体・政党で構成する「明るい民主大阪府政をつくる会」と「大阪市をよくする会」は2月27日に合同の「団体・地域代表者会議」を大阪市北区で開き、83人が参加。一斉地方選挙や大阪都構想住民投票に向けて運動を強化していくことを確認しました。
各地域、団体から宣伝行動や学習会などの取り組みが報告されました。
新日本婦人の会・北支部の代表は、「都構想シール投票」を1月22日に南森町で45分間実施した結果、「賛成」が26人、「反対」が32人で、6人が「わからない」に投票したことを報告。「賛成」の人に理由を訊くと「橋下さんが好き」「橋下さんなら何かしてくれそう」「橋下さんは頭がいいからよく考えているはず」といった観念的な声が多かったのに対し、「反対」の人からは「(二重行政の弊害は)府と市が話し合ってなくせばいい」「もっと説明する必要がある。“詳しいことは知らなくていい”というのは許せない」「運送の仕事をしているが住所が変わると混乱する」などの意見があったことを紹介しました。
罷免求める府民世論
中原徹・大阪府教育長のパワハラ問題について発言した大阪教職員組合の代表は、府内の中学生全員を序列化する統一テストに現場の立場から反対した職員に対して中原教育長が、40人の職員の前で「人を刺しに来るときは、刺され返されることを考えてからやらないと」と脅し、「そういう人が一匹いれば同じようなものが何匹もいる」と発言したことや、教職員の相対評価制度に反対した職員に対して「精神構造の鑑定を受けないといけませんよ」と人格を否定する発言を行なったことを紹介しました。
「パワハラは“橋下教育壊し”の強引な押しつけと一体で行われてきた。中原教育長の罷免(ひめん)を求める府民世論が一気に強まるよう全力で取り組んでいく。世論が強まれば中原氏をかばう松井知事や橋下市長への批判が強まり、一斉地方選挙や住民投票にも大きな影響を及ぼすことができる」と意気込みを示しました。